2010 FIFA ワールドカップ アジア地区最終予選

バーレーン代表
W杯予選出場は8度目。今まで本大会への出場は一度もないが、近年、国を挙げてサッカー強化を図っており、3次予選で最後まで日本と首位の座を争った中東の強豪国。2006年W杯アジア地区最終予選でも最後まで日本を苦しめた。昨年のアジアカップでもオシムJAPANが敗れた韓国から勝利を奪っているだけにその実力は計り知れない。
■日本代表との過去の対戦成績 9戦中日本の7勝2敗(2009.3.28現在)
年 月 日 大 会 開催地 監 督 結 果  
1978年12月13日 国際親善試合 バンコク 二宮寛監督 ○【4-0】  
2004年 8月 3日 アジアカップ 中国 ジーコ監督 ○【4-3】 (延長)
2005年 3月30日 W杯最終予選 埼玉スタジアム2002 ジーコ監督 ○【1-0】  
2005年 6月 3日 W杯最終予選 バーレーン ジーコ監督 ○【1-0】  
2008年 3月26日 W杯3次予選 バーレーン 岡田武史監督 ●【0-1】  
2008年 6月22日 W杯3次予選 埼玉スタジアム2002 岡田武史監督 ○【1-0】  
2008年 9月 6日 W杯最終予選 バーレーン 岡田武史監督 ○【3-2】  
2009年 1月28日 アジアカップ予選 バーレーン 岡田武史監督 ●【0-1】  
2009年 3月28日 W杯最終予選 埼玉スタジアム2002 岡田武史監督 ○【1-0】  
※2004年以降の対戦では、全て勝敗は1点差で決している。
■注目選手
アラー・フバイル
バーレーン代表のエースストライカー。2004年アジアカップ中国大会では得点王(5得点)に輝いている。左足遊離軟骨除去手術のため、前回ドイツ大会の最終予選には出場できなかった。対日本戦2試合出場、3得点あげており、「日本キラー」と言っても過言ではない程、日本戦に強く日本にとっては厄介な選手である。
ウズベキスタン代表
1991年12月ソビエト連邦崩壊により独立後、AFC(アジアサッカー連盟)に加盟。1994年、独立後初めて出場した国際大会であるアジア大会でいきなり優勝。しかし、その後は低迷期もあり唯一のタイトルとなっている。2004年、2007年アジアカップ2大会連続ベスト8。W杯予選出場は4度目、ウズベキスタンとしての本大会への出場はない。日本にとっては2000年アジアカップ以来8年も対戦しておらず、「未知の国」と言っても過言ではない。
■日本代表との過去の対戦成績 7戦中日本の5勝2分(2009.6.6現在)
年 月 日 大 会 開催地 監 督 結 果
1996年 9月11日 国際親善試合 国立競技場 加茂周監督 ○【1-0】
1996年12月 9日 アジアカップ UAE 加茂周監督 ○【4-0】
1997年 9月 7日 W杯最終予選 国立競技場 加茂周監督 ○【6-3】
1997年10月11日 W杯最終予選 ウズベキスタン 岡田武史監督 △【1-1】
2000年10月17日 アジアカップ レバノン トルシエ監督 ○【8-1】
2008年10月15日 W杯最終予選 埼玉スタジアム2002 岡田武史監督 △【1-1】
2009年 6月 6日 W杯最終予選 ウズベキスタン 岡田武史監督 ○【1-0】
■注目選手
マクシム・シャツキフ
アジアNo.1フォワード、ウズベキスタン代表のエースストライカー。ウクライナの名門ディナモ・キエフには10年間在籍し、過去ウクライナリーグ得点王にも輝いたことがある。
カタール代表
W杯予選の挑戦は、1978年アルゼンチン大会予選からで今回で9度目となるが、これまで全て予選敗退、本大会出場はない。今大会で主力となっている若手選手を中心にしたチームで2006年のアジア大会で優勝している。また帰化選手たちによってチーム力が格段にレベルアップしている。
■日本代表との過去の対戦成績 7戦中日本の1勝4分2敗(2009.6.10現在)
年 月 日 大 会 開催地 監 督 結 果
1983年 2月25日 国際親善試合 ドーハ 森孝慈監督 ●【0-1】
1984年 4月26日 ロサンゼルス五輪予選 シンガポール 森孝慈監督 ●【1-2】
1994年10月 5日 アジア大会 広島 ファルカン監督 △【1-1】
2000年10月20日 アジアカップ ベイルート トルシエ監督 △【1-1】
2007年 7月 9日 アジアカップ ハノイ オシム監督 △【1-1】
2008年11月19日 W杯最終予選 カタール 岡田武史監督 ○【3-0】
2009年 6月10日 W杯最終予選 横浜国際 岡田武史監督 △【1-1】
■注目選手
セバスチャン
南米・ウルグアイ出身の帰化選手。得点能力に長けたカタール代表の若きエースストライカー。2006年のアジア大会でがカタール代表を優勝に導いた立役者。身長186cmの大型FWで、巧さと速さも併せ持つ。
ハルファン・イブラヒム
2006年に18歳の若さで「アジア年間最優秀選手賞」に輝いた逸材。ポジションはFWで、現在カタール代表ではサイドからのチャンスメイクが多い選手。
オーストラリア代表
W杯予選の挑戦は、1966年イングランド大会からで今回で12大会目。本大会出場は、1974年西ドイツ大会と2006年のドイツ大会の2度。1974年西ドイツ大会で本大会初出場以降は、7大会・32年間も本大会出場を果たせなかった。前回ドイツ大会では、ヒディング(オランダ人)監督の下で日本を破り、ベスト16に進出。2006年1月にOFC(オセアニアサッカー連盟)からAFC(アジアサッカー連盟)に転籍し、今回、初めてAFC(アジアサッカー連盟)の一員としてW杯予選を戦っている。サッカーとカンガルーの合成語で「サッカルーズ」という愛称で呼ばれている。日本にとってグループ最大のライバルだ
■日本代表との過去の対戦成績 18戦中日本の6勝5分7敗(2009.6.17現在)
年 月 日 大 会 開催地 監 督 結 果  
1956年11月27日 メルボルン五輪 メルボルン 竹腰重丸監督 ●【0-2】  
1968年 3月30日 国際親善試合 シドニー 長沼健監督 △【2-2】  
1968年 3月31日 国際親善試合 メルボルン 長沼健監督 ●【1-3】  
1968年 4月 4日 国際親善試合 アデレード 長沼健監督 ○【3-1】  
1969年10月10日 メキシコW杯予選 ソウル 長沼健監督 ●【1-3】  
1969年10月16日 メキシコW杯予選 ソウル 長沼健監督 △【1-1】  
1994年 5月22日 キリンカップ 広島広域 ファルカン監督 △【1-1】  
1994年 9月27日 国際親善試合 国立競技場 ファルカン監督 △【0-0】  
1995年 2月15日 国際親善試合 シドニー 加茂周監督 ●【1-2】  
1996年 2月10日 国際親善試合 ウォロンゴン 加茂周監督 ○【4-1】  
1996年 2月14日 国際親善試合 メルボルン 加茂周監督 ●【0-3】  
1998年 2月15日 国際親善試合 アデレード 岡田武史監督 ○【3-0】  
2001年 6月 7日 コンフェデ杯 横浜国際 トルシエ監督 ○【1-0】  
2001年 8月15日 AFC/OFC杯 静岡エコパ トルシエ監督 ○【3-0】  
2006年 6月12日 ドイツW杯 ドイツ ジーコ監督 ●【1-3】  
2007年 7月21日 アジアカップ ベトナム オシム監督 ○【1-1】 (PK4-3)
2009年 2月11日 W杯最終予選 横浜国際 岡田武史監督 △【0-0】  
2009年 6月17日 W杯最終予選 メルボルン 岡田武史監督 ●【1-2】  
■注目選手
ハリー・キューウェル
オーストラリア代表の10番を背負う左利きのエース。ポジションはMF、もしくはFW。左サイドからのチャンスメイク、得点が多い。リーズ、リヴァプールといった欧州名門クラブで活躍した実績を持つ人気選手。
ティム・ケーヒル
2006年W杯ドイツ大会では、日本戦で途中から出場して同点弾・逆転弾と2得点をあげた。同点弾はオーストラリア代表史上、W杯本大会での記念すべき初得点でもあった。1997年からイングランドのミルウォール、2004年からはエバートンでプレーしている。