2010 FIFA ワールドカップ アジア地区最終予選
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オーストラリア戦が目前に迫ってきました。 それに先立ち、今週の月曜日、テレビ朝日のサッカー中継班のメンバーが集まり、 2006年ドイツW杯、オーストラリア戦の上映会が行われました。 あの試合は、私たち日本人にとって、 ずっと忘れられない屈辱の試合です。 カイザースラウテルンの焼け付くような日差しの中、先制しながらも3点を奪われた日本代表。 20本のシュートを打ったオーストラリアに対して、日本はたったの7本。 コンディションの差、フィジカルの差、チーム力の差、 あらゆる差を突きつけられた試合でもありました。 改めて90分の試合を見ることで、あの時の悔しさが胸に込み上げてきました。 私にとっても、テレビ朝日に入社して、サッカーの担当になり、初めて迎えるW杯でした。 「日本は強いし、世界でだってきっと勝てる!」と期待に胸を膨らませていました。 ずっと取材をしてきた日本代表が、あの敗戦をきっかけにして、 クループリーグで敗退してしまうなんて、夢にも思いませんでした。 世界の強さに愕然としたし、甘い考えでいた自分にも心底腹が立ちました。 だからこそ、次のW杯では絶対勝ちたい!そう強く思いました。 あれから、3年。 メンバーも変わり、日本代表を取り巻く環境にも色々な変化がありました。 先日のやべっちF.C.で、ドイツでプレーする長谷部誠選手は、 オーストラリアに絶対負けられない理由を話してくれました。 「チームでは日本のサッカーを知っている人はいなくて、『お前らは予選が楽でいいよな』とからかわれる。ヨーロッパでも名の通っているオーストラリアに勝つことで、日本に対する世界の見る目を変えたい。」と。 オーストラリアに負けられない理由は、私たち一人一人の中にそれぞれあるもの。 11日の決戦の日を迎える前に、改めて思い返してみてもいいかもしれません。
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