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2019年5月25日

さらば、財前五郎――「里見、お前に治療してほしい…」
『白い巨塔』ついに最終話

 5夜連続で放送される本作も、ついに明日放送の第五夜で完結。絶対に見逃せない最終話を楽しむために、ここでは今夜放送された第四夜の概要と明日放送の最終話・第五夜の見どころをご紹介します!

急変した患者が死亡し、舞台は医療裁判へ! 財前に医師としての良心はあるのか…

 今夜放送の第四夜では、ドイツの学会で手術のデモンストレーションを行った財前五郎(岡田准一)が、現地の医師たちに“神の手”と称賛され、外科医としての栄華を極めるところから始まりました。
 その頃、日本では詳しい検査をせぬまま財前が執刀した佐々木庸平(柳葉敏郎)が死亡。突然の死に疑問を抱く佐々木の妻・よし江(岸本加世子)と息子・庸一(向井康二)に、里見脩二(松山ケンイチ)は病理解剖を勧めます。病理学科の教授・大河内恒夫(岸部一徳)が解剖し、予想もしなかった肝不全が死亡の原因だと知った遺族は、弁護士・関口徹(斎藤工)とともに医療裁判を起こします。
 帰国するやいなや、訴えられたことを知った財前は自分に落ち度はないと激昂。担当医の柳原雅博(満島真之介)に術前検査や、術中に生検をしなかった事実、さらには真実が記されたカルテの改ざんを要求します。また、里見も“人の死”を謙虚に、そして厳粛に受け止めようとしない財前に憤りを隠せません。
 いよいよ始まった裁判では、財前や義父の財前又一(小林薫)の根回しによって、遺族の訴えは棄却されてしまいます…。そのため、事実を正直に証言した里見が浪速大学病院を去ることに…。
 もはや財前に医師としての良心はないのか…明日放送の最終話で、裁判の舞台は控訴審へ!

保身に走る財前だが、控訴審で真実が明らかに…財前五郎、最期の闘いが始まる!

 物語は、明日26日(日)放送の第五夜でついに完結! 第一審で勝訴した財前ですが、裁判はまだ続きます。控訴審に向け、弁護士の関口は真実を証言してくれる人を探して奔走しますが、財前にことごとく根回しされていて、証人が見つかりません。しかし、財前側の根回しという圧力に嫌気がさした元看護師の亀山君子(美村里江)が、ついに証言することを決意します。
 医師としての良心と財前からの圧力のはざまで、苦悩しながらもウソの証言を続ける柳原ですが、財前はそんな彼をあっさり切り捨てる発言を!
 ここから裁判はますます混迷を極めることになるのですが、さらに過酷な運命が財前に襲いかかります。
 疲労のせいか体調がすぐれず、手術でもミスをしてしまった財前は、裁判所を出たところで突然倒れてしまいます。さらにそのまま検査を受けることになった財前を、なんとも皮肉な結果が待ち受けます…。
 自分が病に倒れたことで、人の命に対して誠実であるべきという、医師としての信念を思い出す財前…。
 明日26日(日)放送の第五夜――ついに、財前五郎、最期の闘いが幕を開けます。