満員。遂にはダフ屋まで現れ、通常75ドルのチケットが500ドルにまで跳ね上がったとか。今回行われた演目は、派手な大立ち回りが見物の「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」。ラストには主人公を逮捕するためにニューヨーク市警が登
目に、14歳の初代團十郎が坂田金時役で登場。体を赤く塗り、顔には隈取りとよばれる化粧…斧をもって荒っぽい豪快な立ち回りを演じた団十郎は大喝采を浴びました。これが、現在の市川団十郎家に代々伝わる、『荒事』の始まり。「睨み・見得」と
いう時代劇でした。この頃の時代劇は、まるで歌舞伎のような殺陣が特徴。つまり、本物の斬り合いではなく、あくまでも立ち回りの美しさが求められたのです。 1930年ころから、嵐寛寿郎(あらしかんじゅうろう)、阪東妻三郎(ばんどうつまさぶ
ら上演されますコクーン歌舞伎「盟三五大切」について、改めて見どころなどを教えていただけますか? 今回は、派手な立ち回りとかがあるのではなく、人間ドラマというのかな、騙し騙されするなかで、人間の怖さが描かれていく作品です。