ティは、音楽的に踊れる曲であるというだけではなく、奏者自らがダンサーと共演して舞うところ。最後に演奏されたピアソラの「リベルタンゴ」は、鬼才ギドン・クレーメルがヴァイオリンで演奏したことがきっかけで、クラシック音楽界
に渡ってタンゴの楽器として広く使われるようになりました。日本では90年代にアルゼンチンのバンドネオン奏者、ピアソラの音楽がブームになりましたので、そのときにこの楽器を初めて知ったという方も多いのでは? そのピアソ
た。これは新鮮ですよね。音楽の持つ力が一段と伝わってきました。 フィギュアスケートで人気のある作曲家といえば、ピアソラやファリャ、プッチーニ、ラフマニノフ、チャイコフスキー等々。リズミカルで躍動感のある曲や、ロマンティッ
ネオンという楽器、みなさんはご存知でしたか。バンドネオンが日本で知られるようになったのは、90年代にアストル・ピアソラの音楽がブームになったことが大きいと思います。アルゼンチンのバンドネオン奏者であり作曲家でもあ
でステージ上でお見かけすることがあるかもしれませんね。 今年も審査員を務める上野耕平さんと村治佳織さんが、ピアソラの「タンゴの歴史」より「カフェ1930」を演奏してくれました。タンゴの発展を20世紀の歴史に重ねて描いた名曲で
い……と思っていたら、あっさりと常識が覆されました。チェロの立奏付きで演奏された、高嶋さんとスーパーチェロ7のピアソラ「リベルタンゴ」は最高にカッコいい音楽でした。エルガー「威風堂々」で、チェロが全員立ち上がった場面は壮観。
ですが、鑑賞するための楽器として確固とした地位を築いています。そして、なんといってもバンドネオンの世界にはピアソラという大音楽家がいます。ピアソラの「リベルタンゴ」や「アディオス・ノニーノ」といった数々の名曲が忘れ去ら
の愛人がいたため、ギター曲を書いたといいますが、なるほど、この「カンタービレ」は甘美でやさしさにあふれています。 ピアソラの代表作「リベルタンゴ」を演奏してくれたのは、ホルンの福川伸陽さんとバンドネオンの三浦一馬さん。ホル
強く、鑑賞する楽器として鍵盤ハーモニカに接する機会はまれ。そこで、今回は弦楽四重奏との共演で「森のくまさん」をピアソラ流のスタイルにアレンジしました。鍵盤ハーモニカがぐっと大人びた雰囲気の楽器に変身! 鍵盤ハーモニカ
治さんの演奏は、清爽かつ情感豊か。ストリングスが加わったことで、ぐっとドラマティックな音楽になっていました。 ピアソラの「ブエノスアイレスの四季」より「夏」では、廣津留さんのヴァイオリンが切れ味鋭くエネルギッシュ。ピアソラ