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2023年11月18日霜月の参

長野・茅野市
~八ヶ岳の麓で菊づくり~

舞台は長野県茅野市。大好きな山に囲まれて暮らしたいと会社を早期退職し、菊農家になった鈴木紘平さん(44歳)と、妻の仁美さん(32歳)が主人公です。
名古屋市出身の紘平さんは、大学卒業後、システム開発会社に就職。30歳を過ぎた頃から趣味で山登りを始めます。一方、仁美さんは大学時代に山岳部に所属し、山登りが中心の生活を送っていました。そして、紘平さんと同じ会社に仁美さんが就職したことで2人は出会い、一緒に山に登るようになります。やがて将来の夢を語り合うようになった2人は、「大好きな山の麓で一緒に暮らそう」と意気投合。会社を早期退職し、2017年に日本アルプスと八ヶ岳に囲まれた茅野市に移住して結婚しました。  
移住後の新たな仕事として農業に興味を持っていた2人は、茅野市役所から紹介された菊農家に刺激を受け、菊の栽培に挑戦することを決意。2年間の新規就農研修を経て2019年、菊農家としてスタートを切りました。
名峰・八ヶ岳のすそ野に広がる茅野市の雄大で美しい景色と共に、菊栽培の魅力を教えてくれた先輩農家や、農業を手伝ってくれている地域の方々、そしてご家族との心温まる日々を紹介します。

菊には、日本で品種改良され仏花などで需要が高い「和菊」と、欧米で品種改良され、結婚式などの祝いの席や、フラワーアレンジなどで人気の「洋菊」があります。茅野市で洋菊に出会い、その多様な形や色に魅了された紘平さんと仁美さんは、先輩たちに負けないような大輪の花を咲かせたいと、洋菊の栽培にも挑戦しています。

観賞用の菊花は見栄えが大切! そこで、瑞々しさを保てるように、収穫は気温が低い夜明け前から行います。また、1本1本丁寧にネットをかけるなど、花弁に傷がつかないよう細心の注意も必要です。土づくりから花が咲くまで約1年、心を込めて育てた菊だからこそ、出荷する時は娘を嫁に出すような気持ちになります。

大切に育てていても、形が悪かったり傷がついて出荷できない菊も出てきてしまいます。そこで、紘平さんと仁美さんは、出荷できない菊の花を使って展示会を開いたり、市役所や近隣の方に配って飾ってもらうなど、フラワーロスを減らす活動も積極的に行っています。

菊農家として頑張っている紘平さんと仁美さん。そんな2人の楽しみは共通の趣味である山登りです。この日は、長女・美咲ちゃん(6歳)と一緒に、自宅の近くにある小さな山で登山の練習です。険しい斜面もご両親が一緒なら怖くありません。大きくなったら、家族みんなで日本アルプスに挑戦しましょうね。

楽園通信

やまファーム

主人公・鈴木さん夫婦の菊農園です。
2023年の菊の販売は終了しました。
来年の菊についてはHPやSNSをご確認ください。

電話番号:070-8431-8459
問い合わせ時間:午前10時~午後3時

楽園通信

北八ヶ岳ロープウェイ

冬には樹氷を見ることができます。
11月20日~12月15日は点検のため運休。
運行情報などはHPをご確認ください

電話番号:0266-67-2009
営業時間:午前9時~午後4時(~4月7日まで)

大人往復 2,600円
子供往復 1,300円