いつもおいしく旬の味わい ~季節ならではの食感を楽しむ~

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピ お肉の料理

食欲が落ちる夏には、上手に
タンパク質をとりたいもの。
低カロリー高タンパクの
鶏むね肉に野菜を合わせて
甘酢をからめ、
栄養バランスのよい
おかずに仕立てました。
加熱するとパサつきやすい
鶏むね肉は、切り込みを入れて
酒などの水分をもみ込み、
しっかり吸わせてから、
片栗粉をまぶすことで
やわらかく仕上がります。
甘酢がからんだ野菜の甘さ、
鶏肉に塗った梅の香りで
さっぱり味わい深く。
肉料理が噛みやすいと
食べることが楽しくなります。
材料(2人分)
鶏むね肉…150g
[下味]
 |塩…少々
 |こしょう…少々
 |酒…大さじ2
 |片栗粉…大さじ1
プチトマト…8個
ブロッコリー…6房
梅肉…適量
サラダ油…小さじ1/2
[甘酢だれ]
 |酢、水…各大さじ1と1/3
 |砂糖、トマトケチャップ…各大さじ1
 |醤油…小さじ1/4
 |片栗粉…小さじ1/3

作り方

1.鶏肉は厚みの半分くらいまで5mm幅の格子状に切り目を入れ、一口大に切る。下味の塩、こしょう、酒をもみ込む。水分がなくなったら、片栗粉を混ぜる。

2.鍋に湯を沸かし、ブロッコリーを好みのやわらかさになるまでゆで、ざるに上げる。同じ湯にプチトマトをつけ、皮がめくれてきたら、取り出し、氷水にとって皮をむく。

3.フライパンにサラダ油を中火で熱し、1を入れて香ばしい焼き色がつくまで両面を焼き、取り出す。片面に梅肉を塗る。

4.フライパンをきれいに拭き、混ぜ合わせた甘酢だれの材料を入れて弱火にかけ、とろみがついたら、23を加えて全体にからめる。

ワンポイント!
  • 水分をもみ込み、
        片栗粉でガードする
    鶏むね肉に切り目を入れて下味をもみ込み、水分をしっかり入れておくと、加熱後に肉がやわらかく。その後に、水分を保持させるため、片栗粉でガードする。
  • 炒める前に野菜に
        適した下処理を
    ブロッコリーは炒める前にやわらかくゆでる。口に残るトマトの皮は湯むきしておく。
  • 鶏肉には、焼き色を
        つけて一度取り出す
    鶏肉の両面に香ばしい焼き色をつけると梅肉がからみやすくなる。一度取り出して甘酢だれが煮詰まったところで戻し入れると熱が入りすぎず、やわらかく仕上がる。