いつもおいしく旬の味わい ~季節ならではの食感を楽しむ~

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピ 魚介類の料理

油を使わずヘルシーに、
食材の風味が楽しめると
人気の蒸し料理。
蒸気で加熱するから、
食材がしっとりとし、高齢者には、
食べやすい調理法です。
かぶは切り込みを入れることで
やわらかく、鯛は焼くより、
身がふっくらとなめらかに
仕上がります。
だしの香りがきいた
菜の花あんをかければ、
たまらないおいしさです。
材料
鯛の切り身…2切れ
小かぶ…2個(140~150g)
木の芽…少々
片栗粉…適量
酒…適量
[菜の花あん]
 | 菜の花…4本
 | だし汁…1カップ
 | 薄口醤油…小さじ1/2
 | 塩…小さじ1/2弱
 | みりん…大さじ1
 | 酒…大さじ1
 | 水溶き片栗粉(片栗粉大さじ1を水大さじ2と1/2で溶いたもの)…大さじ3と1/2

作り方

1.かぶは皮をむき、5~7mm厚さの輪切りにして切り込みを入れる。菜の花あんの菜の花は小口切りにする。鯛は1cm幅のそぎ切りにして片栗粉を薄くまぶす。

2.耐熱の器にかぶを入れて鯛をのせ、酒をふり、湯気のたった蒸し器で4~5分蒸す。

3.鍋に水溶き片栗粉以外の菜の花あんの材料を入れて一度煮立て、やわらかくなるまで煮て、水溶き片栗粉でとろみをつける。

4.2が蒸し上がったら器に盛って3をかけ、木の芽をのせる。

ワンポイント!
  • 鯛に片栗粉をまぶして
        身をしっとりやわらかく
    加熱した時に身が締まりにくい鯛などの白身魚を食べやすく切って片栗粉をまぶす。魚の身の水分が保たれるので、身がしっとりやわらかく仕上がる。
  • かぶは格子状に
        切り込みを入れる
    かぶは火が通りやすい厚みに切ったうえで、片面に格子状に切り込みを入れると噛みやすくなる。切り込みに鯛の味も染みておいしくなる。
  • あんにとろみをつけ、
        口中の具をまとめる
    あんかけのとろみが口中で具をまとめるため、高齢者には食べやすい。あんに野菜を入れれば、彩りがよくなり、栄養もとれる。