いつもおいしく旬の味わい 〜季節ならではの食感を楽しむ〜

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピ お肉の料理

「噛む力が弱まったのか、
ハンバーグをかたく感じる」
「大好きなハンバーグを
さっぱりと楽しみたい」
そんな時にぴったりの一品です。
ハンバーグには、
玉ねぎとキャベツを
肉と同量混ぜて、ふんわり
やわらかく仕上げます。
たっぷりのキャベツが
入ることで、味わいが軽くなり、
栄養バランスもよくなります。
キャベツの食感が
適度に残るので、
“噛んでいる”という満足感も。
とろりとハンバーグにからんだ
薄味の照り焼きだれに
ご飯がすすみます。
材料(2人分)
[たね]
 |合いびき肉…100g
 |キャベツ、玉ねぎのみじん切り…各50g
 |片栗粉…大さじ1
 |パン粉…約10g
 |溶き卵…1個分
 |醤油…小さじ1
ごま油…少々
[とろみ照り焼きだれ]
 |酒…50ml
 |水…100ml
 |砂糖…小さじ1
 |みりん…大さじ1
 |醤油…大さじ1強
 |水溶き片栗粉(片栗粉小さじ1を水小さじ3で溶いたもの)…大さじ1と1/3
[つけ合わせ]
 |にんじん、ズッキーニ…各1/3〜1/2本
 |塩、砂糖…各適量

作り方

1.ボウルにキャベツ、玉ねぎを入れ、片栗粉を全体にまぶす。パン粉、溶き卵、醤油を入れて混ぜ、ひき肉を加えて、さらによく練り混ぜる。粘りが出たら、2つに分け、成形する。

2.にんじんは皮をむいて7mm幅の輪切りにし、塩、砂糖を加えた湯でやわらかくなるまで10〜12分ゆでてざるに上げる。ズッキーニは1cm幅に切り、表裏に切り込みを入れる。

3.フライパンにごま油を中火で熱し、1を入れてふたをして焼く。香ばしい焼き色がついたら裏返して空いているところに2を入れて2〜3分焼き、裏返して2分ほど焼き、野菜だけ取り出して器に盛る。

4.ハンバーグを端に寄せ、空いたところに酒、分量の水、砂糖、みりん、醤油を入れて煮立たせる。水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、ハンバーグを返してからめ、器に盛りつける。

ワンポイント!
  • たっぷりの野菜で
        ハンバーグをやわらかく
    焼くと締まってかたくなりがちなハンバーグは、肉と同量のキャベツ、玉ねぎを加えてやわらかく。栄養バランスもよくなるうえ、軽い味わいに。
  • キャベツと玉ねぎは
        片栗粉で水分をキープ
    キャベツと玉ねぎに片栗粉をまぶしてからひき肉と混ぜると、野菜の水分が逃げないので、噛んだ時に口の中でも水分も多く感じて食べやすい。シャキシャキ感が残り、噛む楽しみも。
  • つけ合わせには
        適した下処理を
    ズッキーニは片面に縦、もう一方の面に横の切り込みを入れる。同じ方向に入れないことで、深めに切り込みを入れても切り離れてしまわない。にんじんはやわらかくゆでるので、切り込みは入れない。