いつもおいしく旬の味わい ~季節ならではの食感を楽しむ~

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピ ご飯・麺の料理

イタリアンの花形、パスタ料理。
パスタは、芯を残したアルデンテに
ゆでるのが一般的ですが、
食べやすいようにやわらかく
ゆで上げるのがポイントです。
繊維の多いアスパラガスには
切り込みを入れ、いんげん、
スパゲッティとともに、通常より
長くゆでて噛みやすいやわらかさに。
加熱するとプリプリする
海老は、筋を断ってから、
衣をまぶして香ばしく焼いて
ふんわり食べやすく。
海老の香ばしさ、野菜の甘み、
やわらかいパスタの組み合わせは、
噛みやすくする工夫をしたことを
忘れてしまうおいしさです。
材料
むき海老…8尾
グリーンアスパラガス…4本
さやいんげん…4本
スバゲッティ…80g
塩…適量
レモンの半月切り…2切れ
[衣]
 |牛乳、溶き卵、小麦粉…各少量
 |ナツメグパウダー…ひとふり
オリーブオイル…少々
エキストラバージンオイル…少々

作り方

1.アスパラは根元を落とし、はかまを取って斜めに細かく切り目を入れる。裏面にも同様に切り目を入れ、3cm長さに切る。いんげんは両端を除き、幅1cmの斜め切りにする。むき海老は背を包丁で開いて背わたを取り、腹側に切り込みを入れ、腹を下にしてまな板に置き、ぐっと押して筋肉を断つ。

2.鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を入れ、半分に折ったスバゲッティ、1のアスパラ、いんげんを入れて12分ゆでる。

3.衣の材料を混ぜ、1の海老にからめる。フッ素樹脂加工のフライパンにオリーブオイルを入れて熱し、海老を入れて焼き、衣がかたまったら、両面に香ばしく焼き色をつける。

4.2のスバゲッティと野菜をざるに上げてボウルに移し、スバゲッティのゆで汁少々、エキストラバージンオリーブオイルを入れて和える。器に盛って3をのせ、レモンを添える。

ワンポイント!
  • アスパラの繊維は、
        切り目を入れて断つ
    繊維の強いアスパラは、両面に斜めに細かく切り目を入れる。割り箸を両脇において切ると、ちょうどよい深さに切り目が入る。
  • 海老の筋を断ち、
        仕上がりをやわらかく
    加熱した海老のプリプリ感が気になる方には、最初に腹側に切り込みを入れて(写真左)、まな板にぐっと押しつければ(写真右)、筋がパキパキ折れ、やわらかく仕上がる。
  • スパゲッティ、野菜は
        長めにゆでてやわらかく
    スパゲッティは袋の表示時間より、長くゆでてやわらかくする。半分に折っておくと食べやすい。ともに野菜をゆでると野菜の甘みが増す。