いつもおいしく旬の味わい ~季節ならではの食感を楽しむ~

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピ 魚介類の料理

人気の高い中華の海鮮煮も
ちょっと手を入れれば
ぐんと食べやすくなります。
加熱するとプリプリする海老は、
片栗粉をまぶしてたたくと、
繊維が壊れて
噛みやすくなるだけでなく、
片栗粉がガードして
加熱してもやわらかく
仕上がります。
おまけに、たたいた海老は
大きく見え、お得感も出ます。
野菜には切り目を入れて
噛んでおいしい食感に。
ほんのり酢がきいたさっぱり
こってりとしたあんのとろみが
全体を食べやすくまとめます。
材料
海老(殻つき)…4尾
ほたて貝柱…2粒
グリーンアスパラガス…4本
エリンギ…1本
塩、こしょう…各少々
片栗粉…適量
鶏がらスープ(市販の鶏がらスープの素をパッケージに記載された分量の水で溶いたもの)…400ml
<A>
 | 酒、醤油…各大さじ1
 | 塩、こしょう…各少々
水溶き片栗粉 * …大さじ1
酢…大さじ1/2

* 水溶き片栗粉は、片栗粉大さじ1を同量の水で溶いたもの。

作り方

1.エリンギは縦半分に切り、笠と軸を分け、笠の内側に斜めに細かく切り目を入れる。軸は縦に切り目を入れてそぎ切りにする。アスパラは両面に斜めに細かく切り目を入れてから、3~4cm長さに切る。

2.ほたては横半分に切る。ラップに片栗粉をふってほたてを置き、上からも片栗粉をふり、ラップをかぶせて麺棒などで軽くたたいてのばす。海老は殻を除き、背に切り目を入れて開いて塩、こしょうをし、ほたてと同様に片栗粉をまぶしてラップではさんで、麺棒などで軽くたたいてのばす。

3.鍋に鶏がらスープを入れ、アスパラ、エリンギを入れて1分ほど煮る。2 を加え、Aの調味料を加え、水溶き片栗粉を入れてとろみをつける。仕上げに酢を入れ、ざっと混ぜる。

ワンポイント!
  • 繊維の強い野菜は
        切り目を入れ、繊維を断つ
    噛み切りにくいエリンギは、笠と軸、それぞれに切り目を入れる。軸は繊維に沿って切り目を入れ、さらに薄くそぎ切りにする。アスパラも同様に切り目を入れる。
  • ぷりぷりする海鮮はたたいて繊維を壊す
    ほたてや海老は、たたいて繊維を壊すと噛みやすくなる。たたくときに片栗粉をまぶしてからたたくと、加熱してもふっくら仕上がる。