いつもおいしく旬の味わい ~季節ならではの食感を楽しむ~

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピ ご飯・麺の料理

“無理しなくても噛める”ではなく、
“噛める楽しさ”も味わえる料理です。
弾力がある干し椎茸は、
格子状に切り目を入れて
噛みやすくします。
繊維質が強く、加熱すると
かたくなりやすい鶏むね肉は、
格子状に切り目を入れ、
さらに片栗粉の入った
下味をもみ込めば、
歯が入りやすいだけでなく、
片栗粉でガードされ、
肉がしっとり仕上がります。
味つけは、干し椎茸と鶏がらスープの
ダブルだしに醤油とオイスターソース。
ご飯がおいしくすすみます。
材料
木綿豆腐…200g
長ねぎ…1本
干し椎茸…2枚
鶏むね肉…80g
<A>
 | 塩…少々
 | こしょう…少々
 | 酒…小さじ1
 | 水溶き片栗粉…小さじ2
<B>
 | 干し椎茸の戻し汁…100ml
 | 鶏がらスープ(市販の鶏がら
    スープの素をパッケージに
    記載された分量の水で溶いた
    もの)…100ml
<C>
 | 砂糖…大さじ1/2
 | 醤油…大さじ2/3
 | オイスターソース…大さじ1
 | こしょう…少々
 | 酒…大さじ1
水溶き片栗粉 * …大さじ1と1/3
サラダ油…小さじ1

* 水溶き片栗粉は、片栗粉大さじ1を同量の水で溶いたもの。

作り方

1.干し椎茸は水で戻し、格子状に切り目を入れて3等分に切る。ねぎは表裏に細かく斜めに切り目を入れ、3~4cm長さに切る。

2.豆腐はペーパータオルに15分包んで水切りをし、4cm角×1cm厚さに切る。

3.鶏肉は皮を除き、筋を取り、繊維に沿って5mm幅の薄切りにする。さらに表面に格子状に切り目を入れ、Aで下味をつける。

4.フライパンにサラダ油を中火で熱し、豆腐とねぎを入れて焼く。豆腐、ねぎにそれぞれ焼き目がついたら裏返し、両面を色よく焼く。B、干し椎茸、3 を加え、Cで味つけし、煮汁が少し煮詰まったら、水溶き片栗粉でとろみをつける。

ワンポイント!
  • 野菜は切り目を入れて
        噛みやすく
    すべりやすく弾力のある干し椎茸は、格子状に切り目を入れると歯が入りやすい。煮るとやわらかくなるねぎには、斜めに切り目を入れておくと噛みやすい。
  • 鶏むね肉は、格子状に
        切り目を入れる
    加熱するとパサつきやすい鶏むね肉も、まず繊維に沿って薄切りにし、格子状に切り目を入れると、噛みやすくなる(写真左が切り目を入れたもの)。
  • 片栗粉で鶏むね肉を
        ガードする
    片栗粉の入った下味を鶏むね肉にもみ込んでおくと、加熱してもツルンとのどごしがよく、鶏肉がやわらかく煮上がる。