いつもおいしく旬の味わい ~季節ならではの食感を楽しむ~

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピ お肉の料理

人気の肉団子に
旬のおいしい白菜のあんをかけた
「豚バラ肉団子煮」。
肉団子をやわらかくするために
豚ひき肉ではなく、
豚バラ薄切り肉を使っています。
豚バラ肉は、赤身と脂身の
バランスがよく、
肉の中でも噛みやすい肉。
水分を含みやすい豚肉の性質を
生かして豆腐を混ぜれば、
驚きのやわらかさの肉団子に。
白菜は、かたい芯とさっと火が通る
葉を分け、芯を長く煮て
やわらかく仕上げます。
とろりとした白菜のあんは
ご飯に合う塩味に。
歳とともに食は細くなりますが、
ご飯とおかずをバランスよく食べるのも、
健康のためには大切です。
材料
<豚バラ肉団子>
 | 豚バラ薄切り肉…150g
<下味>
  | 塩…小さじ1/5
  | こしょう…少々
  | 醤油…少さじ1/4
  | 生姜のすりおろし…少さじ1/4
 | 木綿豆腐…120g
 | 酒…大さじ1/2
 | 片栗粉…大さじ1と1/2
白菜…3枚
鶏がらスープ(市販の鶏がらスープの素をパッケージに記載された水の分量で溶いたもの)…500ml
春雨(乾燥)…12g
<A>
 | 酒…大さじ1
 | 生姜のすりおろし…小さじ1/4
 | 塩、こしょう…各少々
<水溶き片栗粉>
 | 片栗粉…大さじ1/2
 | 水…大さじ1/2

作り方

1.白菜は芯と葉に分け、芯は繊維を断つ方向でそぎ切りにし、葉はざく切りにする。

2.豚肉は重ねて端から2mm幅の細切りにする。春雨は水で戻して食べやすい長さに切る。

3.豚肉をボウルに入れ、下味の材料をよくもみ込む。豆腐をくずしながら加えて練り混ぜ、酒、片栗粉を加えてさらに練り混ぜる。

4.鍋に鶏がらスープを入れて火にかけ、沸いたら白菜の芯を入れる。平たく丸めた肉団子、春雨を入れ、ふたをして中火で5分煮る。白菜の葉を加え、A を加える。全体になじんだら、肉団子のみ器に盛り、残った煮汁に水溶き片栗粉大さじ1を加えてとろみをつけ、肉団子にかける。

ワンポイント!
  • 繊維の強い芯は
        薄いそぎ切りに
    繊維質の多い芯は噛み切りやすいように繊維を断つ方向でそぎ切りにする。葉はやわらかいので、大ぶりに切ってよい。
  • 脂が入ってやわらかい
        豚バラ薄切り肉で
    ひき肉でなく、赤身と脂のバランスがよい豚バラ薄切り肉で作れば、くずれそうなやわらかさの豚肉のうまみたっぷりの肉団子に。
  • 豆腐でやわらかさを
        さらにアップ
    下味をもみ込んだたねに豆腐をくずしながら加え、粘りが出るまでしっかり練り混ぜると、豆腐の水分でしっとりと仕上がる。