いつもおいしく旬の味わい ~季節ならではの食感を楽しむ~

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピ 魚介類の料理

秋にも旬を迎える鰆。
脂ののりがよく、
青魚の中では
クセがなく食べやすい
鰆を味噌煮にします。
動物性たんぱく質である肉や魚は、
加熱するとかたくなるため、
火を入れすぎないのがポイントです。
やわらかく仕上げるため、
鰆は先に取り出してから、
煮汁を煮詰めることで
身はふっくら、
濃厚な味噌味がからむ
味噌煮のでき上がりです。
白味噌をベースに
赤味噌で味をしめた煮汁は、
深みのある味わいです。
材料
鰆の切り身…1切れ(約45g)×2
玉ねぎ…1/2個
<煮汁>
 |だし汁…1カップ
 |赤味噌…大さじ1
 |白味噌…大さじ2
 |酒…1/2カップ
砂糖…大さじ2

作り方

1.鰆は1切れを2つに切り、皮目に1~2mm間隔で切り込みを入れる。鍋に熱湯を沸かして鰆を入れ、表面が白くなったら引き上げ、冷水で洗って汚れや血合いを除き(霜降り)、水気を拭く。玉ねぎは薄切りにする。

2.煮汁の材料を合わせて鍋に入れ、1 を入れ、強火にかける。煮立ったら、砂糖を加えて落としぶたをし、6分ほど煮る。

3.鰆を取り出して器に盛り、煮汁を強めの中火にかけ、1/3量になるまで煮詰める。鰆にかける。

ワンポイント!
  • やわらかい部位を
        選んで使う
    加熱によってかたくなる肉や魚をやわらかく仕上げるためには、部位を選んで使う。鰆は、腹部のあたりの身がやわらかい部分を使用する。
  • 加熱が短時間で済むように
        皮目に切り目を入れる
    皮目に切り目を入れると熱が入りやすくなり、加熱時間が短くできるので、魚の身がパサつかずにやわらかく仕上がる。
  • 鰆は先に取り出し
        長時間煮ない
    長く煮ると魚がパサパサになるため、通常12~13分煮るところを6分程度で取り出して、煮詰めた煮汁を後からかける。