いつもおいしく旬の味わい ~季節ならではの食感を楽しむ~

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピ お野菜の料理

白いご飯がおいしいと
食事の満足度は高まります。
いつもの水加減で炊いたご飯が
かたいと感じ始めたら、
水加減を多めにし、
浸水時間を長くとって
米に水をたっぷり
含ませてから炊けば、
やわらかくみずみずしい
ご飯が楽しめます。
少量のご飯は鍋で炊くのが
便利ですから、お試しを。
加熱するとかたくなりやすい
鶏そぼろのひき肉は、
おつゆ麩を混ぜて
炒り煮にしてしっとりと。
炒り卵も少量の
マヨネーズを加え、鍋を
火から時々はずしながら、
加熱することで、ふんわり
しっとりと仕上がります。
材料
<軟飯(作りやすい分量)>
 |米…1合(180ml、150g)
 |水…1と1/4カップ
ほうれん草…1/4わ(正味50g)
<炒り卵(作りやすい分量)>
 |卵…2個
 |マヨネーズ…大さじ1
 |砂糖…大さじ2
 |醤油…小さじ1
<鶏そぼろ(作りやすい分量)>
 |鶏ひき肉…70g
 |おつゆ麩…3個
 |味噌…大さじ1
 |醤油…小さじ1/2
 |砂糖…大さじ1
 |しょうが汁…小さじ1/2

作り方

1.ご飯を炊く。米はふつうにといで分量の水に1時間浸水する。水ごと鍋に入れてふたをして中火にかけ、煮立ったら、弱火にして17~18分炊き、10分蒸らして混ぜる。

2.ほうれん草は、葉のやわらかい部分を摘み取る。鍋に1リットルの熱湯を沸かし、ほうれん草の葉を3分ゆでて冷水にとり、ペーパータオルで押さえ、よく水気を切って2cm長さに切る。

3.炒り卵を作る。直径15cm程度の鍋に卵を割りほぐし、マヨネーズ、砂糖、醤油を加え、菜箸4本で混ぜながら2分ほど中火にかける。少しかたくなったら、火からはずして濡れ布巾の上で1分ほど混ぜる。再び火にかけて30秒混ぜ、濡れ布巾の上で30秒混ぜる。これを4~5回繰り返し、鍋肌から卵がほろりとはずれるようになったらバットに移す。

4.鶏そぼろを作る。おつゆ麩は水にさっとくぐらせて細かく切る。直径約15cmの鍋に鶏そぼろの材料を入れ、菜箸4本でよく混ぜてから中火にかけ、さらに菜箸で混ぜる。1分ほどして少し色が変わったら火からはずして30~40秒混ぜる。再び火にかけて1分ほど混ぜ、火からはずして30~40秒混ぜる。これを約3回繰り返し、鍋肌からひき肉がはずれるようになったらバットに移す。

5.器に1のご飯のうち適量を入れ、234を適量ずつのせる。

ワンポイント!
  • *ほうれん草は、葉先をゆでて、
       2cm長さに切る
    ほうれん草は筋がかたいので葉先だけを使う。約3分間、ごくやわらかくなるまでゆで、2cm長さに切る。ペーパータオルで押さえて水気をきると切りやすい。
  • *炒り卵はマヨネーズを加え、
       火入れにひと工夫
    火が入りすぎると、パサパサになる卵には、マヨネーズの油分を少量加えてやわらかに。時々、火からはずして濡れ布巾にのせて冷やしながら炒ると、しっとりと仕上がる。
  • *鶏ひき肉には
       おつゆ麩を混ぜてやわらかに
    加熱するとポロポロとかたくなる鶏ひき肉は、水にくぐらせてくだいたおつゆ麩を混ぜる。麩に含まれた水分効果でふんわりと仕上がる。