いつもおいしく旬の味わい ~季節ならではの食感を楽しむ~

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピ お肉の料理

年を重ねるとだ液が少なくなり、
食べ物を飲み込みにくくなります。
汁物の水分は、
食べ物のすべりをよくし、
飲み込みやすくしてくれます。
汁物の具をワンタンにすれば、
ツルリとすべりがよく飲み込みがよすぎるため、
片栗粉と卵で
スープにとろみをつければ
スープだけ勢いよくのどに
届くことがなく、
安心していただけます。
ワンタンの具には、
豚ひき肉に木綿豆腐を加えて
混ぜ、ほどよい水分を含ませて
口中でかたまりを作りやすくします。
材料
ワンタンの皮…8枚
<具>
|豚ひき肉…40g
|木綿豆腐…40g
|味噌…小さじ1
|こしょう…少々
|生姜のすりおろし…1/4かけ分
長芋…150g
卵…1個
<水溶き片栗粉>
|片栗粉…小さじ1
|水…大さじ1

塩…適量
水…3カップ
ごま油…大さじ1
作り方

1.具の材料をよく練り混ぜて8等分し、ワンタンの皮の中央にのせる。縁に水をつけて半分に折って三角形にし、底辺の両端を重ね合わせて形作る。長芋は1.5cm角×3cm長さの棒状に切る。

2.鍋にごま油を熱して長芋を2分炒める。分量の水を注いで塩小さじ1/2を加えて一度煮立て、弱火にして約7分、野菜がやわらかくなるまで煮る。

3.1を加えてそのまま2~3分煮る。水溶き片栗粉でとろみをつけ、卵を割りほぐして回し入れ、火を止めて大きく混ぜてかき卵にし、塩で味をととのえる。

ワンポイント!
  • *具に木綿豆腐を入れて
    ふんわりやわらかに
    豚ひき肉は加熱するとぽろぽろとかたくなる。木綿豆腐を足すと、ほどよい水分でしっとりとまとまりがよくなる。絹豆腐では水分が多すぎる。
  • *火が通りやすい長芋は
    棒状に切って煮る
    長芋はさっと火が通り、ほっこりやわらかく仕上がる食べやすい野菜。ふた口で食べられる1.5cm角×3cm長さは、噛みたくなる大きさ。
  • *卵は、具であり、とろみを
    つける優秀なたんぱく源
    完全栄養食品と言われ、肉より食べやすいたんぱく源である卵は上手にとりたい食品のひとつ。汁物では、具になるとともに、かき卵にするとやわらかく、飲み込みやすくなる。