いつもおいしく旬の味わい 〜季節ならではの食感を楽しむ〜

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピ お野菜の料理

ビタミンAが豊富なかぼちゃに、
肉団子を合わせました。
このひき肉団子、驚くほど
やわらかです。
そのヒミツは、お麸。
ひき肉団子に麩を加えると、
麩が煮汁を含み、ふっくら
やわらかくなるだけでなく、
中まで味がしみ込みます。
高齢になると、からだに
負担なく、たんぱく質を
おいしく摂る工夫が必要です。
その点、お麸は、後味はさっぱり。
水分を含んで
やわらかくなるだけでなく、
味にクセがないので、合わせる
素材の味を壊しません。
乾物で常備しやすいですから、
どんどん使ってみるとよいでしょう。
材料
かぼちゃ…300g
(皮をむいて正味200g)
<煮汁>
|水…1カップ
|醤油…小さじ2
|砂糖…小さじ2
<ひき肉団子>
|豚挽き肉…50g
|麩…6〜7個(5g)
|砂糖、醤油…各小さじ1
|片栗粉…小さじ2
作り方

1.麩は水で戻して水気を絞り、小さくちぎって残りのひき肉団子の材料とよく混ぜる。かぼちゃは種とわたをスプーンで取り除き、3cm×1.5cm角に切り、皮をむく。

2.直径20cmのフライパンに煮汁の材料を入れて煮立て、がぼちゃを入れる。沸騰したら弱火にし、濡らしたペーパータオルをかぶせ、ふたをして5分煮る。

3.21のひき肉団子のたねを親指大にまとめて落とし入れ、火が通るまで上下を返しながら4〜5分煮る。

ワンポイント!
  • *ひき肉に麩を
    加えてやわらかく
    ひき肉は加熱すると固くなるので、麩を加えてやわらかく仕上げる。麩が煮汁を吸ってやわらかくなり、中まで味がしみる。
  • *かぼちゃはひと口大に切り、
    皮をむく
    かぼちゃは、口に入りやすい3cm×1.5cmを目安に切って、かたい皮をむく。煮崩れしやすいので、小さくしすぎないように。
  • *かぼちゃに火が通ったら
    ひき肉団子を加える
    かぼちゃは火が入るまで時間がかかるので、先にかぼちゃだけ煮て、後からひき肉団子を加えて煮る。