いつもおいしく旬の味わい ~季節ならではの食感を楽しむ~

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピお野菜の料理

和え物は、油分控えめで
野菜とたんぱく質を同時に
とることができるヘルシーな料理。
さらに、和え衣で和えているため、
口の中でまとまりやすく
飲み込みやすいなど
さまざまな利点があるメニューです。
まずは、おなじみのにんじんを
主役にした白和えです。
蒸し煮にして甘みを引き出した
にんじんを木綿豆腐の衣で和えます。
大ぶりに切ったにんじんは
少し長めの時間蒸してやわらかくし、
さらにフォークでつぶして
噛みやすく、衣をからみやすくします。
にんじんを大ぶりにすることで噛む力が
鍛えられるとともに
噛む楽しみも味わえます。

材料
にんじん … 1本(150g)
水 … 1/3カップ
<和え衣>
|白練りごま … 大さじ1
|味噌 … 大さじ1/2
|砂糖 … 小さじ1
|木綿豆腐 … 1/4丁(80g)
作り方

1. にんじんはよく洗い、皮をむいて2cm角に切り、直径20cm程度のフライパンに並べ、分量の水を注ぐ。ふたをして中火にかけ、煮立ったら弱火にし、15分蒸し煮にする。竹串を刺してスーッと通るようになったら火を止め、ふたをしてそのまま3~5分蒸らす。フォークで軽くつぶしておく。

2. ボウルに和え衣の白練りごまと調味料を順に加え、よく混ぜる。豆腐は表面の水気を軽く拭き取って加え、なめらかになるまでよく混ぜる。

3. 1のにんじんの粗熱がとれたら、2に加えて和える。

MEMO: にんじんは蒸し煮にしてから蒸らすと、にんじん本来の甘み、うまみが引き出され、中までしっとりとやわらかく火を通すことができる。フライパンは均一に加熱できるので、味ムラが出にくい。

ワンポイント!
  • *にんじんは蒸し煮にしてからさらに蒸らす
    フライパンで蒸し煮にしたにんじんは、ふたをしてさらに3~5分蒸らす。ほどよいやわらかさに仕上がるだけでなく、にんじんの甘みが引き出される。
  • *にんじんをフォークでつぶす
    蒸したにんじんは熱いうちに、手早くフォークでつぶす。繊維が壊れて食べやすくなるだけでなく、和え衣にもなじみやすくなる。
  • *和え衣の木綿豆腐は最後に加える
    和え物によく使うごまは義歯にはさまりやすいので、練りごまを使うとよい。白練りごま、味噌、砂糖をよく混ぜ合わせてから、木綿豆腐を加えると、ダマにならず、全体が均一に混ざる。
  • 印刷する
  • メールを送る
ページトップへ