いつもおいしく旬の味わい ~季節ならではの食感を楽しむ~

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピお野菜の料理

暑い夏には、手早くフライパンひとつで
できる炒め物は重宝するメニューです。
油の香りが素材をおいしくし、食欲をそそります。
さらに、酸味を加えれば、より食べやすくなります。
「豚肉の甘酢炒め」は、夏のスタミナ補給に
うってつけの豚肉に甘酢をからめたもの。
豚こま切れ肉は薄くて、そのままでは噛み切りにくいので
ふわっと丸めて、2cm程度の一口大に丸めます。
肉は焼きすぎるとかたくなるので、さっと焼いて一度取り出し、
仕上げに甘酢に戻し入れます。
甘酢は、栄養豊富な旬のトマトを味のベースに使います。
トマトは、噛みきりにくい皮を湯むきし、
とろみをつければ、ぐんと食べやすく
飲み込みやすくなります。
材料
豚こま切れ肉 … 200g
トマト … 3~4個(約500g)
小麦粉 … 小さじ2
サラダ油 … 大さじ1/2
ごま油 … 大さじ1/2
<甘酢>
・砂糖 … 大さじ1
・醤油 … 大さじ2
・酢 … 大さじ1
<水溶き片栗粉>
・片栗粉 … 小さじ1
・水 … 大さじ1
香菜(飾り用) … 少々
作り方

1. トマトは皮に切り目を入れて熱湯に30秒ひたし、水にとって皮をむく。水気をきってへたを取り、横半分に切ってから、大きめに切る。豚肉は2cm幅に切って小麦粉をざっとまぶし、12等分に分け、握って丸めておく。

2. フライパンにサラダ油を中火で熱し、豚肉を入れて表裏を中火で2~3分ずつ焼き、取り出す。

3. フライパンにごま油を足し、トマトを2分炒める。甘酢の調味料を回し入れ、豚肉を戻して煮立て、2~3分煮る。水溶き片栗粉を回し入れ、とろみをつけてひと煮する。器に盛り、香菜を添える。

MEMO: トマトを湯むきするときは、包丁で皮に切り目を入れるとよい。へたをつけたまま、湯むきすると水っぽくならない。

ワンポイント!
  • *トマトの皮を取る
    かたく、噛み切りにくいトマトの皮は湯むきして取る。
  • *豚肉は一口大にまとめる
    小麦粉をまぶし、握るようにして一口大にまとめると、厚みが出て、噛みやすく飲み込みやすい。
  • *肉はさっと焼き、いったん取り出す
    焼きすぎるとかたくなるので、表裏をさっと焼いたら取り出し、甘酢にからめ、やわらかく仕上げる。
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