いつもおいしく旬の味わい ~季節ならではの食感を楽しむ~

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピお野菜の料理

材料
大根 … 1/2本(400g)
長芋 … 300g
はんぺん … 1枚
がんもどき … 2個
早煮昆布 … 40cm
水 … 6カップ
<調味料>
・薄口醤油 … 大さじ3
・みりん … 大さじ5
片栗粉 … 大さじ2~3
辛子醤油 … 適宜
作り方

1. 昆布を分量の水に浸し、帯状に切り、結ぶ。昆布の水だしはとっておく。大根は皮をむき、長さを半分、縦に4~6等分し、熱湯で10分下ゆでする。長芋は皮をむいて2cm幅に切る。はんぺんは4~6等分に切る。がんもどきは熱湯で油抜きし、半分に切る。

2. 1をそれぞれ串にさす。

3. 鍋に調味料を入れて中火で煮たててから、昆布を入れ、水だしを注ぐ。大根、長芋、がんもどきを並べて中火にかけ、煮立ったらふたをして、弱火にして40~50分煮る。はんぺんを加え、倍量の水で溶いた片栗粉を加えて、つゆにとろみをつける。好みで辛子醤油につけていただく。

ワンポイント!
  • *大根は、繊維に沿って縦に切る
    大根は輪切りではなく、縦に棒状に切る。噛むときに繊維に直角に歯が入るので、噛み切りやすい。
  • *早煮昆布を巻いて使う
    やわらかくなる早煮昆布を使い、細く切ってから、くるくると巻くとやわらかく、食べやすい。
  • *薄味のつゆにとろみをつける
    つゆは片栗粉でとろみをつけると飲み込みやすく、むせにくくなる。
野菜選びと野菜の切り方で鍋料理が食べやすく!
鍋の具に欠かせない野菜。おでんの主役級の大根は、長時間煮ればやわらかくなりますが、さらに奥の手は、輪切りではなく棒状に切ること。噛むときに歯が繊維に直角に入り、食べやすいのです。というように、野菜は切り方を変えるだけで、火の入り方が変わり、ぐんと食べやすくなります。また、野菜選びも鍋をおいしく食べるポイント。このおでんには、じゃがいもではなく長芋を入れています。生はシャキシャキした食感の長芋も煮ると舌でつぶれるくらいのやわらかさになります。やわらかい練り物と組み合わせるなど、もともとやわらかい具、やわらかくなりやすい具を使うことで、鍋料理がラクに食べられるようになるのです。また、鍋料理はおつゆを飲んだり、たれをつけたりとついつい塩分が高くなりがちなので、薄味に仕上げるといいですね。
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