いつもおいしく旬の味わい ~季節ならではの食感を楽しむ~

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピご飯・麺の料理

材料
まぐろ赤身(刺身用)…80g
ほたて貝柱(刺身用)…4個(80g)
<下味>
・醤油…大さじ1
・みりん…大さじ1
<炊き込み酢飯>
・米…1カップ
<合わせ酢>
 ・水…1カップと大さじ1
 ・酢…大さじ2
 ・砂糖…大さじ2
 ・塩…小さじ1/2
練り辛子、わさび…各適宜

作り方

1. 米は炊く30分以上前にとぎ、ざるに上げて水気をきる。分量の水を入れ、合わせ酢の調味料を合わせてよく混ぜ合わせて加え、炊飯器で普通に炊く。炊き上がったらバットにあけ、切るように混ぜて水分をとばす。

2. まぐろは5mmくらいの厚さに切り、筋を切るように裏表に3~4本切り目を入れる。ほたて貝柱は厚みを半分にする。バットにともに広げ、下味を順に加えてなじませ、10分おく。

3. 1のご飯を少し温かいうちに15~20gの一口大に握る。汁気をきった2をのせ、かるく握り、ラップに包んで茶巾にしぼり、辛子とわさびをのせる。

MEMO: 刺身を下味につけるのは、10分が目安。それ以上おくときは、別の皿かバットに移して汁をきる。

ワンポイント!
  • *水は多めに。酢飯は炊き込みで
    炊飯するときの水の量は、普通より大さじ1程度多くしてやわらかめに炊く。炊き込み酢飯にすると酢がやわらかくきき、むせにくい。炊くときには、水を入れてから合わせ酢を加えると、味が均等につく。
  • *まぐろの両面に切り目を入れ、筋を切る
    まぐろは薄すぎず厚すぎず、5mmくらいの厚みに切ってから、裏表に切り目を入れて筋を切ることで食べやすくなる。
  • *1個のご飯の量は、約15~20g
    15~20gのご飯は、ふた口で食べられる分量。大きすぎても食べにくく、飲み込みにくいので小ぶりに握る。
歯が入りやすい下処理で、おすしがぐんと食べやすく!
日本人の好物の代表、おすし。かんぴょう巻きとかっぱ巻きは巻きものの中でも、人気の定番メニュー。やわらかく食べやすそうに思えるのり巻きも、ちょっとしたひと手間で、さらに快適に食べやすくなります。かんぴょうは噛み切りにくいので、ひと口で入る3cm長さに切ってから弱火でじっくり煮上げるととても食べやすく、かんぴょうだけが酢飯から抜けてしまうこともありません。きゅうりは、蛇腹に切り目を入れてから、塩水に漬けてしんなりさせると、歯が入りやすくなります。
今回は、のり巻きにもお刺身の茶巾寿司にも、炊き込み酢飯を使っています。炊き込むことで酢飯の酢がやわらかくきき、むせる心配がありません。また、飲み込みやすくするため、水分を多めに入れ、やわらかめに炊いています。材料を炊飯器に入れて炊くだけの炊き込み酢飯があれば、おすし作りもずいぶん手軽になりますよ。
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