いつもおいしく旬の味わい 〜季節ならではの食感を楽しむ〜

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピお肉の料理

材料
鶏もも肉 … 2枚(皮をとって350〜400g)
<マリネ液>
・塩 … 小さじ1/3
・サラダ油 … 大さじ2
・酒 … 大さじ1
・玉ねぎ(すりおろし) … 大さじ2
小麦粉 … 1/2カップ
揚げ油 … 適量
<甘酢あん>
・酢 … 大さじ2
・水 … 1/2カップ
・醤油 … 大さじ3
・砂糖 … 大さじ2
・片栗粉 … 大さじ1
青ねぎ … 適宜
作り方

1. 鶏肉は皮を取り、脂身を除き、厚い部分は厚みを開く。表に5〜8mm幅の格子状に切り目を入れ、裏は筋を切るように4〜5本の切り目を入れ、1枚を6つに切る。

2. 材料を混ぜ合わせたマリネ液に1を漬け、冷蔵庫で1〜2時間おく。軽くマリネ液をぬぐい、小麦粉をまぶし、余分な粉をはたく。

3. 直径24cmのフライパンに、揚げ油を深さ2cmほど入れ、170℃に熱して、2を一度に入れる。5〜6分揚げて中まで火を通す。

4. 別鍋に甘酢あんの調味料を入れて、よく混ぜながらとろみがつくまで中火で煮立てる。

5. 3を器に盛り、4をかけ、青ねぎを添える。

MEMO: 揚げ物は衣が厚いと噛み切りにくい。鶏肉にまぶした小麦粉は余分な粉をはたいてから揚げる。

ワンポイント!
  • *皮を取り、脂肪を除く
    加熱するとかたくなる皮や脂肪があると噛みにくいもの。皮は手で除き、余分な脂肪は包丁で切り落とす。均一に火が入るように厚い部分を切り開き、厚みを同じくらいにすると、食べたときに全体が同じ食感、かたさになり、噛み切りやすい。
  • *両面に切り目を入れる
    肉に切り目を入れると、やわらかく仕上がり噛みやすくなる。表(皮をとった側)に5〜8mm幅の格子状に切り目を入れ、裏は筋を切るように4〜5本の切り目を入れるとよい。
  • *マリネ液に漬ける
    たれやマリネ液に、油脂や肉をやわらかくする成分をもつ野菜や果物などのすりおろしを入れると鶏肉に火を入れても、ふっくらやわらかく仕上がる。多い量でなくても、全体がまぶせる程度の分量があればよい。
切り目を入れるだけで、鶏肉がぐんと食べやすく!
あっさりとしてくせがない鶏肉は、人気の高い食材。そして、年齢とともに食が細くなりがちな年代は、たんぱく質が不足しがちになるので、こういった食べやすい肉をエネルギー源として、バランスよく摂るように意識したいですね。
とはいえ、肉は火を通すと弾力が出るだけでなく、うっかり火を通しすぎるとかたくなってしまいます。こんな下処理をしてから調理すると、ふだんにくらべてずいぶん食べやすくなるんですよ。
まず、かみにくい皮や脂肪を取り除きます。そして、均一に火が入るように厚い部分を切り開き、厚みを同じくらいにします。食べたときに、全体が同じ食感、同じかたさになっていると噛み切りやすいのです。それから包丁で両面に細かく切り目を入れて、かたい筋があれば切ります。切り目が入ることでぐんと噛みやすくなります。また切り目を入れると火が入りやすくなり、必要以上に加熱しなくてよいので、肉がかたくなりにくいのです。
カレー風味のタンドリーチキンやから揚げは、初夏においしく、若い方から子どもにも人気のメニュー。家族で同じ料理を味わえるのもうれしいですね。
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