いつもおいしく旬の味わい ~季節ならではの食感を楽しむ~

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピお野菜の料理

材料

ふき … 150g
塩 … 大さじ2
薄口醤油 … 小さじ1/2
<明太マヨネーズソース>
・辛子明太子 … 30g
・マヨネーズ … 小さじ2
・牛乳 … 小さじ2
・薄口醤油 … 少々


作り方

1. ふきは長さ15cmに切って、塩をふって板ずりし、たっぷりの熱湯で5分ゆでる。冷水にとって皮をていねいにむく。斜めに細かく包丁で切り目を入れ、裏返して同様に蛇腹に切り目を入れる。長さ5cmに切り、醤油を回しかける。

2. 明太子は薄皮を除いてボウルに入れ、ほかの材料を加えて混ぜ合わせる。

3. 器に1を盛り2をかけて、からめながらいただく。

ワンポイント!
  • *熱湯でふきをゆでる
    熱湯でふきをゆでてやわらかくする。
    Point:板ずりして、塩でしんなりしたふきはゆでる時間を長めにすると、やわらかくなり食べやすくなる。
  • *ふきに斜めに細かい切り目を入れる
    ふきに蛇腹に切り目を入れて、噛みやすくする。
    Point:ふきの繊維はかたいので、やわらかくゆでてから、噛み切りやすいよう、ふきの両面に斜めに包丁で切り目を入れる。蛇腹にすることで、繊維を断ち切りながら、持ち味である歯ごたえは楽しめる。
  • *ふきを和え衣でまとめる
    ふきをマヨネーズの衣で食べやすくまとめる。
    Point:ふきになめらかな和え衣をからめると、食べやすくなる。
旬の食材の季節感を高めてくれる食べる力。
食べやすいものばかりを食べていると、食卓に変化が出にくく、食で旬を感じる機会が減っていったりします。食で旬を感じることは、情緒にいい影響を及ぼし、食欲も刺激されます。また、山菜がもつ苦みは、こどもには理解できないが、大人になるにつれて、そのおいしさがわかる味。高齢者は食べることが生活の楽しみの上位を占めるので、旬の食材をぜひ上手に活用していただきたいものです。
また、色合いも食事の楽しみを高める重要な要素。ふきの透明感のあるあざやかな緑色は、季節の訪れを感じさせてくれます。「ふきの明太マヨネーズ」は、緑色に春らしいピンク色を添えたおかず。目でも楽しませてくれます。
ふきは下ごしらえさえしてしまえば、好みの食材と合わせて和えものにするだけで、簡単にもう一品ができあがります。小分けにして、豆腐で白和え、練りごまでごま和えなど、いろいろな味のバリエーションも楽しんでください。和えものは、箸でも持ちやすく食べやすい5cm長さにふきを切ります。ひと口で入る大きさが食べやすさのポイントです。
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