いつもおいしく旬の味わい 〜季節ならではの食感を楽しむ〜

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピお野菜の料理

材料
ほうれん草 … 200g
焼き海苔(半切) … 1枚
<A>
・だし汁 … 1/2カップ
・醤油 … 大さじ1/2
片栗粉 … 大さじ1/2
作り方

1. ほうれん草は茎と葉に分ける。2%の塩(水3カップに対して塩大さじ1弱)を入れた熱湯で葉を4分ゆでる。冷水にとり、熱が取れたら水気を絞る。まな板の上にペーパータオルをしき、葉を長さ15cm程度の棒状にまとめておき、幅3〜4cmに切る。

2. 鍋にAを入れて中火にかけ、煮立ったら大さじ1の水で溶いた片栗粉でとろみをつける。

3. ラップの上にのりを横におき、手前に横一列に1を並べてラップごと手前から巻く。

4. ラップごと8等分に小口切りにし、ラップをはずして器に盛る。2をかけていただく。

MEMO: 取った茎はやわらかくゆでて、家族が食べるほかの料理に活用するとよい。

ワンポイント!
  • *ほうれん草を巻く
    ほうれん草をまとめて巻いて厚みを出す。
    Point:葉が薄く噛み切りにくい青菜。茎を取り除いて葉の部分を長めにゆでるとやわらかく、食べやすくなります。また、巻いて厚みを出すとさらに噛み切りやすくなります。
  • *とろみをつける
    片栗粉でとろみをつけてあんにする。
    Point:とろみのあるあんをかけることでまとまりがよくなり、さらに噛みやすく。飲み込みやすくもなります。
ほうれん草は葉だけを使ってやわらかくゆでる。
冬に旬を迎える青菜。この時季のほうれん草は、みずみずしく、甘みが増すだけでなく、栄養価も高くなります。
噛みやすいイメージがある葉もの野菜ですが、実は葉に厚みがないため、噛みにくい野菜の代表例でもあります。ところが、“巻く”“まとめる”などして厚みを出すと、ぐんと噛みやすくなるのです。さらに噛み切りやすくするためには、葉だけを使い、ふだんより長めにゆでます。アクが抜けるだけでなく、甘みが引き立ちますので、ぜひお試しを。
この料理では、ほうれん草を煮溶けない程度にふだんよりやわらかくゆで、磯の香りが食欲をそそる焼き海苔で巻きました。ゆで汁に入れる塩を少し強めにして、ほうれん草自体に味をつけると、海苔とのなじみがよくなります。家族みんなでおいしくいただける一品ですので、ぜひお試しを。
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