いつもおいしく旬の味わい ~季節ならではの食感を楽しむ~

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピご飯・麺の料理

材料
<お餅>
・白玉粉 … 100g
・じゃがいも … 100g
<具>
・鶏むね肉 … 1 枚(200g)
・片栗粉 … 適量
・小松菜 … 70g
・椎茸 … 2枚
・ かまぼこ … 4枚
<つゆ>
・一番だし … 3カップ
・薄口醤油(または醤油) … 大さじ2
・みりん … 大さじ1
<水溶き片栗粉>
・片栗粉 … 大さじ1と1/2
・水 … 大さじ3
刻んだゆずの皮 … 少々
塩 … 適量

作り方

1. お餅を作る。じゃがいもは皮つきのままやわらかめにゆで、皮をむき、ボウルに入れ、つぶしてなめらかにする。別のボウルに白玉粉を入れ、じゃがいもを少しずつ加えてよく練る。白玉粉とじゃがいもが混ざりにくかったら、つなぎとして水1/2カップ程度を少しずつ加え、さらによく練る。耳たぶくらいのかたさになったら、ひと口大に丸め、中央を押してくぼみを作り、熱湯で7~8分ゆでる。

2. 鶏むね肉は皮を取り、そぎ切りにする。片栗粉をまぶし、熱湯で3分ゆで、中まで火を通す。小松菜は塩を加えた熱湯で3分、やわらかくゆでて冷水にとり、根元を切って1本ずつ結ぶ。椎茸は軸を切り、笠に格子状に細かい切り目を入れ、熱湯で3分ゆでる。かまぼこは表裏に格子状に細かい切り目を入れる。

3. 鍋につゆの材料を合わせて中火に熱し、水溶き片栗粉を加えてひと混ぜし、とろみをつける。

4. お椀に12を水気をきって入れ、3を注ぎ、ゆずの皮を飾る。

MEMO: 白玉粉とじゃがいもで作るお餅は、伸びはしないものの、やわらかい弾力がお餅に近い味わい。つゆも片栗粉でとろみをつけると、飲み込みやすくなる。

新年を祝うお正月料理を家族一緒に
お正月は一年の計の始まり。このめでたい日は、餅を食べて迎えたいという人も多いでしょう。餅は日本人にとって意味のある食べもの。昔から、新年には鏡餅として年神(としがみ)様にお供えし、一年の無病息災や五穀豊穣を願いました。その餅を雑煮としていただくことで、家族の健康を願ったというわけです。忙しく、家族揃って食卓を囲むことも少なくなっているからこそ、新年への願いがこもったお雑煮は、家族揃っていただきたいものです。でもお餅は噛み切りにくく、誤飲などの心配もある食べものです。そこで今回は、白玉粉にゆでたじゃがいもを加えて練った“特製お餅”を使っています。見た目はお餅さながらですが、粘りはなく、ほどよい弾力があるので噛み切りやすく、飲み込みやすいのが安心です。青菜や鶏肉などの具材も、ちょっと手をかけるだけで食べやすくなり、一椀気持ちよく楽しめるお雑煮になります。
大根とにんじんを使った「五色なます」も、おせちの定番料理。繊維の多い根菜類は噛みやすいように厚く切り、さらに蛇腹に切り目を入れています。ゆでてもやわらかくなりにくいきのこ類は、たたいて繊維を壊すことで、噛み切りやすくしています。味わいのアクセントには、ふやかしてやわらかくしたあんずを使って甘みを足しました。
一年の願いがこもったお正月料理を家族揃っていただいて、新年の門出を祝いましょう。
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