いつもおいしく旬の味わい ~季節ならではの食感を楽しむ~

四季がある日本だからこそ、季節季節の食材を様々な食感や調理法で味わい・・・。
年齢を重ねても、その楽しみは変わりません。食べる楽しみは、人生を豊かにします。
歯の健康と食事の関係を考え、噛みやすく、食べやすくするテクニックを紹介していきます。
最新のレシピお肉の料理

材料
豚肩ロース肉(生姜焼き用) … 200g
<下味> 
・キウイ … 1/2個(50g)
・醤油 … 小さじ1
トマト … 1個
きゅうり … 2本
<ドレッシング>
・長芋 … 200g
・醤油 … 大さじ1
・酢 … 大さじ1
・みりん … 大さじ1
・ごま油 … 小さじ1
作り方

1. 下味のキウイは皮をむいてすりおろし、醤油を加えて混ぜ、豚肉を漬けて15分おく。

2. たっぷりの熱湯を沸かし、 1の豚肉の水気をきってゆでる。色が変わるくらいで取り上げ、よく水気をきる。

3. トマトは湯むきをし、食べやすく切る。

4. きゅうりは蛇腹に切り目を入れ、10%の塩水に漬けてしんなりさせる。水気をしぼってぶつ切りにする。

5. ドレッシングの長芋は皮をむいてすりおろし、他の調味料を加え混ぜる。

6. 器に2 34を盛り合わせ、5をかける。

MEMO: トマトは皮が口に残るので、湯むきをする。きゅうりも細く切り目を入れ、塩水に漬けてしんなりさせた方が食べやすくなります。

ワンポイント!
  • *肉をキウイに漬ける
    すりおろしたキウイに15分ほど漬けておきます。
    Point:キウイのほか、生のパイナップル・イチヂク・しょうがなどにもたんぱく質を分解する酵素が含まれています。 豚肉だけでなく、牛肉、鶏肉でも同じ効果が。ステーキが噛み切れなくなったらこの方法を使っても良いでしょう。
  • *肉をさっとゆでる
    豚肉の色が変る程度に、熱湯にさっとくぐらせる。
    Point:たんぱく質は熱を加えると硬くなってしまいます。短い時間で火を通せばやわらく仕上げることができます。 しゃぶしゃぶは肉が柔らかく食べられるので入れ歯でも無理なく食べることができるメニューです。
  • *とろみをつける
    すりおろした長芋でドレッシングにとろみをつける。
    Point:とろみがあることで、口当たりや舌触りがよくなります。 また、口の中で唾液が少なくても、食塊が作りやすくなるので飲み込みやすくなります。
「酵素の力」が肉を柔らかくする!
9月になっても暑苦しい毎日が続きますね。入れ歯でもしっかり噛んで食べられる豚肉メニューで残暑を乗り切りましょう。今回はさっぱりといただける「豚肉の温しゃぶしゃぶ長芋とろろサラダ風」をご紹介します。肉にはたんぱく質が約2割含まれていますが、このたんぱく質をあらかじめ分解することで肉質が軟らかくなり、食べやすくすることができます。化学の実験のようですが、たんぱく質分解酵素を含んだショウガ、生のパイナップル、キウイなどをすりおろしたものに肉をつけておくと、この効果が得られるのです。「豚のしょうが焼き」はもちろんのことですが、「酢豚」にパイナップルが入っているのは実は理にかなっているのです。そして、肉だけでなく、一緒に使う野菜も下準備を見直してみましょう。トマトの皮は意外と口に残ってしまいますので湯むきをします。見落としがちな野菜の皮ですが、少し手間をかけることで気持ちよく食べられるようになります。
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