おさらい講座REVIEW

2024/11/14(木)放送

平成を騒がせた大事件から学ぶ!SP

●青森県住宅供給公社巨額横領事件



平成13年に発覚した青森県住宅供給公社の経理担当が約14億4600万円という前代未聞の金額を横領していた事件。そのうちの8億円以上をチリ人の妻アニータ・アルバラードに送っていたが、受け取っただけのアニータは捕まることなく、たびたびメディアに登場しては「自分には関係ない」などと主張し、世間に衝撃を与えた。
この事件の最大のミステリーは、アニータに渡った横領金8億円の行方。当時の取材映像を見ると、大豪邸には装飾品、豪華な美術品などがあったが、それだけではなく病院の経営や慈善事業などにも使用していたとみられる。



●松山ホステス殺人事件



福田和子が同僚ホステスを殺害し、約15年間逃亡生活の末に、平成9年8月、時効成立の21日前に逮捕された事件。「7つの顔を持つ女」といわれ、整形を繰り返して逃亡を続けた福田だが、なぜ時効寸前に逮捕されることになったのか?警察の執念ともいえる2つの捜査方法が「犯罪捜査史上初の懸賞金の導入」と「大胆なメディア包囲網」にあった。



●霊感占い師 藤田小女姫(こととめ)親子殺人事件

【講師】小林晃子さん(テレビ朝日ディレクター)


平成6年2月23日、ハワイで起きた霊感占い師として人気の藤田小女姫さんと息子の吾郎さん親子が殺害された事件。 様々な点から検察と弁護人の主張が食い違う中、殺人の罪で30年間、アメリカの刑務所に服役していた福迫雷太受刑者が刑務所内で刺殺され事件の真相は闇に包まれてしまった。
事件を16年に渡って追い続けたテレビ朝日ディレクターが、生前の福迫受刑者の独占インタビューに成功。そこで掴んだ新証言をはじめ、事件に関わった人たちの証言や当時の映像、そして貴重な資料と共に、事件の核心に迫っていく。