担当者
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- Reported by
渡辺瑠海
今日、8月23日は暦の上では処暑。
暑さが落ち着き、夏の終わりを感じさせる頃――
のはずなんですが、今年はまだ暑い日が続いていますね……。
私は4月からリポーターとして現場に出るようになりましたが
どんな内容の取材でも夏場の取材は暑さとの闘いだと感じています。
しかし私はこの暑さとの付き合い方に苦戦中……。
水分補給は心がけているのですが、対策が足りていないのか
ロケの後はどっと疲れがでてしまい何も手につかないのです。
このままでは体調を崩してしまいかねない……。
これは先輩たちの知恵をお借りするしかない!
ということで、先輩リポーター3人に
この夏の暑さ、どう乗り切っているのか聞いてみました!
まずは仁科アナウンサー!
仁科アナが暑さと闘った取材、教えてください!
その日は肉眼でも蜃気楼がわかるぐらい暑い日でした。
埼玉県のプールを取材したんですが
来園者にインタビューをしたり、リポートをしたりと
酷暑の中、取材を進めていました。
しかし、突然カメラマンさんが
「カメラの調子がおかしい!」と絶叫。
僕が大丈夫ですか?とファインダー(カメラマンが覗いているところ)を覗くと
映像が歪んでいたんです!
誰もがここで取材は終了かと思いました。
カメラマンさんが落ち込んで、ファインダーの向きを下に。
その途端、ファインダーからジャーと水が流れたんです!
そう、例えるなら小学生の頃、水を飲むために蛇口を上にして、
飲み終わった後、下向きに戻すあの感覚。
全て汗だったんです。
「汗水流して働くってこのことだね!」と
笑顔に戻ったカメラマンさん。
暑過ぎて僕らは笑えませんでした……。
嘘みたいな本当の話です。
ファインダーに汗!?
そんなこと起こるんですね……。
なんとかカメラが直って良かったですが
取材が続行できないとなると、冷や汗までかきそうです……。
夏場、取材に出ているときに気を付けていることはありますか?
飲み物を一気に大量に飲まないよう気を付けています。
こまめに飲めばいいものの、一気に大量に摂取してしまうと
トイレに行く回数が増えてしまいます。
時に取材を中断させてしまうこともあるので注意が必要ですね。
体も上手く調整して欲しいものです。
なるほど……。
確かに私も暑い日はとにかく水分補給を!と思うあまり
一度にたくさん飲んでしまいがちです。
取材先では近くにトイレがないこともあるので
注意しないといけないですよね。
暑さ対策はどうしていますか?
だいたい取材の時は半袖のポロシャツに
肌着としてタンクトップを着ています。
枚数が増えると暑いと思われますが、
肌着は汗をよく吸ってくれて快適なんです。
替えのタンクトップも携帯しています。
あとは圧倒的に水分補給。
とにかく量を飲みます。
肌着は確かに大切ですね!
今度キャミソールやタンクトップなどの肌着を購入するときは
吸水性を意識してみようと思います。
こまめな水分補給もやっぱり大切ですね!
続いては柳下アナウンサー
この取材は暑さで大変だったという取材はありますか?
7月17日の「海の日」の取材は大変でした……。
「海の日」ということで、千葉県の海水浴場で取材をしていたのですが、
写真の通り、雲一つない青空で海水浴日和でした。
ただその代わり気温はグングンと上がり、
温度計を見ると35℃を超え40℃に迫る勢いでした。
海に近付けば気温も下がり暑さもまぎれたのですが、
砂浜を歩いているときは、まさにサウナの中にでもいるかのように蒸し暑く……。
日差しを遮るものもなかったので、
少しでも体温を下げようと、
靴を脱いで足だけ水につけて体を冷やしていました。
仕事じゃなかったら飛び込みたかったです。笑
私も7月に最高気温が39℃を超えた八王子市を取材したのですが
常にドライヤーの熱風をあびているような感覚で
気温が40℃近くなってくると暑さのレベルが違うなと感じました……。
海に飛び込みたくなる気持ち、わかります……。
そして、この「海の日」の取材中、失敗したことがあったそうですね?
そうなんです。
日焼け対策を怠ったことです……。
日焼け止めを塗らずに取材をしたところ、
顔が赤くなるくらい日焼けしてしまいました。
さらにズボンをまくって取材していたので、
今シーズン初めて夏の日差しを浴びた素足も真っ赤に日焼けし……。
その日のお風呂はヒリヒリとの闘いでした。
その後、皮膚もめくれてきてしまい、
改めて日焼け対策も重要だなと感じた一日でした。
真っ赤に日焼けをした柳下アナをアナウンス部で見かけましたが
この取材の直後だったんですね!
確かに痛そうでした……。
私も日焼け止めを塗り忘れてしまう時があるので
柳下アナの写真を見て、改めて塗り忘れには気を付けようと思いました。
取材の時、柳下アナはどんな暑さ対策をしていますか?
基本中の基本かもしれませんが、
水分補給・塩分補給は欠かさないようにしています!
特に暑さ取材のときは塩分を補給できるタブレットや、
普段よりも多く飲み物を持っていき
こまめに水分補給をしています!
個人的こだわりポイントとしては、
飲み物は必ず「スポーツドリンク&麦茶」と決めています。
理由は特にありませんが、スポーツドリンクだけだと
やや口の中がベタっとするように感じるので、
さっぱりとした麦茶を買って持っていくようにしています。
また夏の暑い日に飲むキンキンに冷えた麦茶が
ものすごく美味しいのも理由の一つかもしれません。
冬にはそこまで「飲みたい!」と思わないのですが、
なぜか夏には麦茶が無性に飲みたくなります。
麦茶は欠かせません!
柳下アナのこだわりは冷たい麦茶なんですね。
私は取材に行くときいつも水を持っていくのですが
取材してロケ車に戻ると水がぬるくなっているということがしばしば……。
冷たい飲み物を飲んでからだを冷やすことは熱中症対策にもなるので
水筒を使うなどして工夫してみようと思います。
あとは水だけだと塩分が不足してしまうので
私も塩分補給ができるキャンディを早速持ち歩くことにします!
最後は桝田アナウンサー
この取材は暑さで大変だったというエピソード、教えてください!
7月半ばのお遍路取材です。
お遍路は春や秋、過ごしやすい時期に行かれる方が多いと思いますが、
「なぜ、この過酷な時期にお遍路をするのか」という取材で、
私も実際に泊まり込みで体験してきました。
サウナの中にいるのか?というほど
頭から足先まで汗だくになりながら
15キロの山道を歩いたのはまさに修行でした。
山道を歩くだけでも大変なのに、夏の時期に15キロですか……。
これは暑さ対策をしっかりしないといけませんね。
そうなんです。
ただロケの前に、道中にはアスファルトの道もあるので照り返しが強烈で、
皮が向けるほど日焼けをすると聞いていたので、
このロケでは暑さ対策=日焼け対策も心掛けたのですよね。
山も登るので、虫よけ対策も兼ねて肌を出さずに薄い長袖、長ズボンを着用。
開始15分で、気を抜くと倒れてしまいそうな程の暑さだと感じました。
結局……「日焼けよりもこの暑さどうにかしなきゃ」と、
できるだけ薄着になりました。笑
日焼けは極力したくない。
虫に刺されるのも嫌。
暑さで倒れるわけにもいかない。
うーん……。究極の選択ですが
確かにロケを続行するためには暑さ対策が優先になりますね……!
暑い中、本当にお疲れ様でした!
お遍路取材は服装など特別な準備も必要だったと思いますが
普段のロケではどんな暑さ対策をしていますか?
現場に入ると、正直暑さ対策のことは考えていられないのですよね。
ですから私は簡単な対策ですが、
小まめな水分補給を心掛けています。
代謝が良くすぐに汗も出てしまうので、
2リットル以上を飲むようにしています。
あとは……日頃のサウナ!笑
週5回くらい?足繁く通っていますが、暑さに体が慣れますよ!
なるほど!サウナですか!
それもあって代謝がいいんですね。
確かに暑さに体を慣れさせるにはもってこい!
実は人生で1度もサウナに入ったことがないので
これを機にチャレンジしてみることにします!
そして桝田アナも仁科アナ・柳下アナと同様に
やはり水分補給を大切にしているんですね!
飲む量は人によって違うかもしれませんが
炎天下ではいつもより“多めに”
そして、一度に大量にではなく“こまめに”飲むことが重要になりますね。
リポーターの暑さ対策、皆さんも参考になったでしょうか?
日焼け止めをしっかり塗ることやこまめな水分補給など
失敗談からも学ぶことが多かったです……!
皆さんも暑さが和らぐまでは油断せずにしっかりと対策して
体調を崩さないよう気をつけましょう!