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2019/07/24 新人達の『今』

7月ももう下旬。
新年度が始まってから約4ヶ月が経過しようとしています。
ということは、新人4人、

斎藤ちはるアナ下村彩里アナ仁科健吾アナ布施宏倖アナ
入社してからも早4ヶ月。
今回は新人達の『今』を取材しました。

放送やナレーション、収録など、仕事がある時以外は、
新人4人は毎日研修に励んでいます。
まずは研修での悩みや課題、それらにどう向き合っているのかを聞きました。

情景描写が課題です。
目の前のことを言葉にすることも大切ですが、
そこから更に自分の意志を持ち、考えながら描写する能力が足りていません。
まず自分は何を伝えたいのか、視聴者の皆さんは何を知りたいのかを考えながら
先輩の描写を見て聞いて勉強しています。

研修を受ける際に、時おり受け身になってしまうことがあります。
特に情景描写では正しい日本語をよどみなく喋り続けることが課題で、
喋っているうちに、言い間違えたり、表現を誤ったりしてしまうことがあります。
普段の喋り方から正しい日本語で話すように心がけ、
先輩方の普段の会話も注意深く聞くようにしています。

私は気を付けていないと声がどんどん小さくなってしまうので、意識しなくても芯のある声で話せるよう、毎朝の発声練習では、できる限り大きい声を出すことからはじめています。

研修では、毎回アナウンス部の先輩が親切丁寧に指導してくださいます。
特にスポーツ実況志望の私にとって実況研修では教わることが多くあります。

実際に球場では、周りの人の邪魔にならないよう、ICレコーダー片手に実況しています。

今は見えたものを言葉にする描写力とともに、
言い回しを変えるなど表現の幅を広げることをテーマに練習しています。
そこから、場面ごとに伝えるべきものを取捨選択して引き算すれば良いと先輩から教わりました。

いつかスポーツ中継に携われるよう、
今は実況の土台づくりに目下取り組んでいます。

1人1人がそれぞれの悩みを抱えています。
研修を通して、各々の課題に対して
自分のアプローチを見つけて取り組んでいるようです。
その一方、
どんなことをするにしても
リラックスする時間は必要ですよね!
そんな彼らに息抜きを聞いてみると……。

同期4人で昼食をとっている時間です。
それぞれの仕事があり、中々4人全員揃うことがないので、
たまに顔を揃える時間が、
私にとって息抜きとなっています。
研修の悩みを話したり、近況報告などをしたりして、
みんなで支え合っています。

週末に同期と銭湯に行くことです。
サウナと水風呂に繰り返し入ることで、リラックスできます。

研修での息抜きは、
かりんとう饅頭を食べることです。
甘いものを食べた後は、やる気も元気も出ます。

昼食後、仁科と一緒にアイスコーヒーを飲むことです。
コーヒーの苦味が午後の研修に向けて気持ちをキリッと引き締めてくれます。


4人でひょこっ!

4人の個性が出ています!
どれも大切ですよね。
同期との時間、趣味、好きな食べ物を食べること、
去年の自分を思い出すと
どれも深くうなずきながら共感するものばかりです。

残り少ない研修期間、
悔いの残らないように駆け抜けてください!

斎藤アナ下村アナの2人は

入社すぐのデビューから間もなく4か月が経ちますが、
どんなことを感じているのでしょうか。

まずは、「羽鳥慎一モーニングショー」を担当している斎藤アナ。

本当に素敵な番組に携わることが出来てとても嬉しいです。
改めて羽鳥さん、玉川さんを始めコメンテーターの皆さん、そして沢山のスタッフの皆さんの温かさに支えられながら私は仕事をできていることを実感しています。
そんな皆さんに今は心配をおかけしているばかりなので……。
皆さんから頼られるアナウンサーに早くなりたいと思っています。


毎朝、「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。

続いて、「報道ステーション」金曜日に、気象情報を担当している下村アナ。

今も本番は緊張しています。
始まる5秒前、自分の心臓の鼓動の速さに驚いてしまうほどです。(笑)

少しでも緊張をほぐすために、本番前に踊ることもあります。バレエを長年やっていたので、
"踊るように話せばいいんだ"と思うと、気が楽になるんです。


中継先のみずみずしいアジサイと共に。

下村アナのその気持ち、
すぐに踊りだしてしまう私は非常によくわかります。(笑)
そんな2人に本番前に行っていることを聞きました。

毎朝、発声練習をしています。
とにかく大きな声を出して発声をしたり、抑揚をつけながら「外郎売」をしたりしています。
朝はまだ身体が寝ていることが多いので、
身体を起こすためにも発声練習がルーティンとなっています。

金曜日の本番だけでなく、
毎日全国の天気がどうなっているのか調べたり、
各局のお天気コーナーを観たりするように心がけています。

続いて、仁科アナ布施アナ

仁科アナは、7月16日の「大下容子ワイド!スクランブル」で
リポーターデビューを果たしました。
仁科アナウンサーの意気込みです!

フィールドリポーターとして
視聴者の方々に現場の雰囲気や情報をお伝えできるよう頑張ります。


「大下容子ワイド!スクランブル」デビューの日。
夏祭りの中継はドキドキでした。

布施アナウンサーは、7月23日から、「速報!甲子園への道」に出演しています。

私が担当する「速報!甲子園への道」では、
「勝敗の結果」以外の部分でも深く取材することを大切にしています。
キャプテンやエースはもちろん、
スタンドで応援する選手や家族の存在が高校野球には欠かせません。

私も元高校球児ということもあり、
出来る限り選手達に近い存在として、「取材」ではなく
「お喋り」の延長線上で話を聞くことを心掛けています。
取材後、球児達が「またお願いします!」と笑顔で挨拶してくれると、応援したい気持ちがさらに増してきます。

今年も沢山の人に「高校野球は楽しい!」と、そう感じてもらえるように、今日も野球場に向かいます!


高校野球の取材にて。

いきいきとしている2人ですが、
どうやら不安もあるようで……。

突発的な事件や事故など適切な対応ができるか不安です。

"令和初"の夏は雨ばかりで、
球場達にとって悪い影響が出ないことを願っています。

ということで、「大下容子ワイド!スクランブル」のリポーターの先輩でもあり、
去年、汗を流しながら「速報!甲子園への道」も担当した
我が同期、柳下圭佑アナウンサーにアドバイスをお願いしました。
まずは「大下容子ワイド!スクランブル」から。

最初は、かなり緊張すると思います……。(笑)
私が「大下容子ワイド!スクランブル」で初めて中継を担当した時は、明るい話題なのに、顔が険しくなるほどガチガチに緊張してしまいました。
なんとか中継はやり終えたのですが、
会社に戻るとスタッフからは、中継の内容よりも先に
「顔が怖かった」と言われたことを覚えています。
だからこそ仁科には、たとえ緊張したとしても、楽しい明るい話題の時はできるだけ笑顔をキープして中継に臨んでもらえたらと思います……。(笑)

また「大下容子ワイド!スクランブル」は
政治・経済から芸能まで、扱う話題がとにかく幅広い!
視聴者の皆さんは当然知っているようなことも、
恥ずかしながら知らないです、なんてことは多々ありました。
もちろん知っていた方がいいけど知らないこともやはりあるので、
そんなときは恥ずかしがらず、自分で調べたり、スタッフの皆さんや先輩方に聞いたりして、
少しずつ知識を蓄えていくことが大事だと思います!
私もまだまだ知らないことは多いですが、
「大下容子ワイド!スクランブル」のスタッフ陣は色々なことに精通しているので、
分からないことがあったらどんどん聞きにいきましょう!

そして「速報!甲子園への道」を担当する布施アナにもお願いします。

とにかく体調を崩さないことです!
特にのどの調子が悪くなって声が出なくならないように気を付けていました。
それまで研修では、思い切り声を出すことを意識していました。
ただ「速報!甲子園への道」の期間中はいざナレーションをするときに声が出なくなるのが怖かったので、発声練習は続けていましたが、
声が枯れない程度に様子を見ながら行っていました。
研修もそうですが、「速報!甲子園への道」はアナウンサーとして仕事をしているのだと実感できる最初の機会だと思います。
テレビから自分の声が聞こえてきたときは、
それはもう嬉しくて録画していた放送を何度も何度も繰り返し見ました。
ただ同時に、「明日、もし声が出なくなったら……。」と不安に思う気持ちもありました。
夏の暑い中、朝早くから取材に行くこともあり、
また実際に声が出なくなると皆さんに迷惑を掛けてしまうので、うがいを入念にする、エアコンをつけっぱなしで寝ないなどを意識して体調を崩さないよう気を付けていました。

炎天下で取材をするなんてこともありましたよね。
何をするにも体調管理は大切ですね!

いよいよこれから4人全員、仕事が本格的に始まっていきます。
ということで、
研修幹事として、
4人を4ヵ月間指導し、見守ってきた
角澤照治アナウンサー
今どんなことを感じているか聞きました。

久しぶりに、若手の皆さんと真正面から向き合う日々です。

研修が始まった頃と比べると、
4人の『もっと上達したい!』という思いを、より強く感じます。

先日も授業中、下村さんが布施くんに、
『もっとこう読んだ方がいいと思うよ』と同期からのアドバイスをしていました。

受け身ではなく、4人で助け合い、自分から何かをつかもうという姿勢が出てきました。

女子2人がグイグイ引っ張り、男子が懸命についていく姿は、26年前の私の新人時代と同じ。

下村、斎藤へ 布施と仁科をどうかよろしくお願いします。。。

最後に、4人へ角澤アナウンサーからのメッセージです。

4人の最大の長所は常に『素直』で『謙虚』であることです。

これは初めて会った時から変わりません。

まもなく研修は区切りとなりますが、この初心を忘れずに、現場でも、視聴者の皆さんにも愛されるアナウンサーになってくれたら嬉しいです。

研修を重ね、
前に向かって突き進む4人。
みなさま、そんな新人4人、斎藤アナ、下村アナ、仁科アナ、布施アナを
これからも宜しくお願い致します。