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11月9日(日)は衆議院選挙の日。という事で、今週は世界の選挙と日本の選挙を勉強したSmaSTATION-3…。国の将来を決める大事な行事なのに、意外と知らない事が多いのでは…。例えばこんな事…皆さん知ってました??
当選者の決定は、当然、その選挙区で最も得票数の多い者から順に決められていきます。しかし、たまたま、最下位で同じ票を取った人が2名以上いることがあります。そんな時、果たしてどちらが当選となるのでしょうか??こうした場合、誰を当選者とするかについては、かつては年上の人を当選とすると決められていました。しかしそれではさすがに不公平…という意見も強く、戦後の昭和22年以降からは、くじ引きによって決められる事になっています。有権者数の多い国政選挙では、なかなか無いケースではありますが、町議会選挙などのように、有権者の数が少ない選挙では、実際に最下位の人が同票となり、くじ引きが行われたケースもあるのです。
選挙につきものの、開票速報。しかし、テレビのニュースを見ていて疑問に感じた事はありませんか?『○○候補 当選確実 開票率1%』。なぜ1%しか開票していないのに、当選確実かどうかがわかるのか…?? そもそも開票速報は、各報道機関が、事前の独自取材や、その日の投票率データなどを総合的に検討し、『この候補は当選間違いない』と判断できた段階で発表しているものです。そんな開票速報の中でも最も大事な役割を担っているのが、出口調査です。出口調査とは、読んで字のごとく、投票所で投票を終えた人から直接、どの候補に投票したかを聞く調査です。つまり、開票作業が始まる前の段階で、どの候補にどれくらいの投票がされたかが、すでにある程度わかっているのです。そのため、開票10分後、開票率1%というような段階でも、当選確実の速報がテレビで流れる、という事が起こってくるのです。しかし…もちろんこれはあくまでも開票途中での『推定』。当然ながら、その結果が予想と外れる事だってあります。実際に、過去に何人も『当確が出たのに落選してしまった』という、悲しい思いをした候補者がいるのです。
皆さんが何気なく2つ折りにして、投票箱に入れている投票用紙。中には4つ折り、8つ折りと細かくたたんで投票している人もいますよね。実は、この投票用紙、開くのに結構時間がかかってしまうものなのです…。一枚、一枚はたいした時間でなくても、それが何千枚、何万枚となれば話は別。一秒でも早く開票しなければいけない選挙管理者にしてみれば、何とかもっとスムーズにできないものか…と考えるのが道理です。そんな考えのもとにある企業が開発したのが、「折ってもすぐに広がる投票用紙」。一見何気ない紙に見えますが、この投票用紙は、二つ折りしても自然にもとの開いた形に戻っていくのです。現在行われている選挙の多くでこの用紙が使われています。投票する際に、ちょっと気にしてみてはいかがですか??
あります。それは「洋上投票」という制度。航海中の船舶の乗組員に限られますが、船の中にいながらファクスで行うことができるんです。
対象は大型船舶の乗組員。船員の申し出を受けた船長が、選挙管理委員会に投票送信用紙を請求、同時に船舶のファクス番号を登録。公示後、船員は用紙に記入し、ファクスで所定の選管に送信。投票内容の秘密を守るため、記入部分には内容が分からないように特殊な目隠しシール処理が施され、最終的に投票管理者が「目隠し」をはずして投票箱に入れます。
オーストラリアでは投票は国民の義務。
選挙に行かないと罰金50オーストラリアドルを科せられます。しかし、その一方で、選挙にかかる費用を出してくれる国が…それはイタリア。イタリアでは自分の選挙区からはなれて出張している人たちに投票所までの旅費を出す制度があるそうです。日本では考えられない制度ですが、こんな制度があれば投票率も上がる?
 
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