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身長
171cm
出身地
神奈川県横浜市
出身校
東京女子大学現代文化学部
入社年月日
1998年4月1日
星座
射手座

2014/6/20    大きいっていいこと?

娘もこの春で6歳。
保育園最後の1年を過ごしています。
やはり遺伝なのか、体の大きさは
どうやら小学2年生の平均身長のようで。

「大きいこと」を「いいこと」と思えなかった、私の子供時代。
娘の、
「小さいって言って」「可愛いって言って」という言葉に、
大きい人だけが分かる、小さな哀しみを感じたりもします。

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さてさて。
このたび、HPアナウンサーズで「朗読」をする機会を頂きました!
http://www.tv-asahi.co.jp/announcer/read/index.html
読むのは「まざあ・ぐうす」
言わずと知れた「マザー・グース」の、北原白秋 訳。
言葉遊び、音の遊びがふんだんに散りばめられ、
皮肉るような、残酷なような、そんな味わいもまた 特徴です。
同じくママの、大木優紀さんもチャレンジしています。

実はこれまできちんと読んだことがなかったのですが、
むしろ大人になってからの方が「愉しみ」が分かるような気も。
今回 テーマとして、「子どもたちに読み聞かせる」ことを念頭に、
自分の子どもに読むだけでなく、
沢山の子どもたち(10人くらいのイメージで)の前で、
楽しく、リズム感を感じさせながら、遊ぶように…!

大熊さんにご指導いただき、
三上くんにも協力してもらい、収録をしました。


大熊さん、三上くんと一緒に

大熊さんの引き出し(技)の多さに触発されながら、
言葉を遊びながら出していくと、
その“味わい”というものは、
これまでの経験や感じ方が声に乗ってくるのだと、
また改めて感じたのでした。

今回読んだものの一つ、「かえるの殿御(とのご)」。
はつかねずみのお姫様を貰い受けにやってきたというのに、
相手には嫌われて、疎まれて、
悲しい気持ちの帰り道に、鴨に食べられてしまうという非情さ。
この理不尽さに、はっとしながらも、
きっと広く受け入れられているのは、
非情なように感じる世界に、現実との共鳴があったりするのかもしれません。

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子どもが産まれてから、何回 読み聞かせをしてきたのでしょう。
単純に365日×6年で…2190回 !
以前に聞いたのですが、
読み聞かせは、単に言葉を学ぶだけではなく
聴くことや感じることで、心の根っこの部分「情感」を養っていくのだとか。 
言葉だけでなく、気持ちをのせて。
読み聞かせが3千回になり、5千回になり…
そのうちに、自分で読むようになって、
体も心も 大きくなっていくのでしょうね。
大きいことに引け目を感じる 娘には、
「お母さんには、いつもきぴちゃん(娘のこと)は 小さくて可愛いよ」と
話しているのです。

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