世界の車窓から

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世界の車窓からベストセレクション〜世界のローカル列車〜
2021年3月1日〜3月29日放送

これまでに放送したものを再編集した特別編。今月は、世界各地のローカル列車を紹介します。
ベトナム北部、国境の街ラオカイから首都ハノイを目指す旅。のどかな田園地帯を走り、少数民族・モン族の女性たちに出会います。アラスカの大自然を走る生活列車ハリケーン・ターン。好きなところで乗り降りできるフラッグストップ方式が今も受け継がれ、道路のない地域の暮らしを支えています。キューバ第3の都市カマグエイから出発するローカル線は、ケーキやアイスクリーム販売が大盛況!車窓には、一面のサトウキビ畑が見えてきます。インドネシアは、赤道直下のスマトラ島南部の旅。駅に停車中すると、列車の中まで次々と食べ物売りがやってきます。西アフリカのベナンでは、灼熱の大地を縦断する列車に乗車。途中駅のホームには、名産品のパイナップル売りが押し寄せます。中国南部、貴州高原を走る昆明行き列車のランチタイム。厨房で作られる400食ものお弁当は、あっという間に売り切れ。長い旅の道中、食事は何よりの楽しみです。ボリビア中部のサンタ・クルスとブラジル国境の町キハーロを結ぶオリエンタル鉄道は、地域住民の大切な交通手段。大湿原パンタナールを目指して草木が生い茂る熱帯の草原を進みます。トルコはエーゲ海の港町イズミールへ向かう普通列車の旅。出発前の運転席の朝食、駅の串焼きサンド屋、手作りのお弁当に土地の果物。豊かな食を楽しむ人々にたくさん出会います。インド南部ケララ州を南下する列車は、あふれんばかりの乗客を乗せて走ります。40度近い気温のなか、蒸し風呂状態の車内。お昼どきには、伝統の食事スタイルがあちこちで見られます。アフリカ中部のカメルーン鉄道で、港町ドゥアラから高原の首都ヤウンデに向かいます。デッキで歌う人たち、フランスパンの車内販売、そして、車窓に広がる原生林。賑やかな列車で、熱帯の深い緑の森を駆け抜けます。世界の果てのローカル線と土地の味覚の数々!“世界の車窓からベストセレクション”をどうぞお楽しみください。

「世界の車窓から」 ベストセレクション 制作スタッフ
ナレーション:石丸謙二郎  テーマ曲:溝口 肇
プロデューサー:小谷 知輝(テレビ朝日)、岡部 憲治、水谷 久美
ディレクター:平田 潤子、土屋 麻子