世界の車窓から

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世界の車窓からベストセレクション〜冬のスイスをめぐる旅〜
2021年1月4日〜1月26日放送

これまでに放送したものを再編集した特別編。今月は、冬のスイスをめぐる旅をお送りします。
旅のスタートは、チューリヒ中央駅から。スイス国鉄のインターシティで古都クールへ向かいます。列車は、山と湖の間を縫うように走り、『アルプスの少女ハイジ』の原作の舞台となった村を通過していきます。クールからサン・モリッツへは、雪が降る中、レーティッシュ鉄道・アルブラ線で出発。最大の見どころ、高さ65mのランドヴァッサー橋から先は、山あいに小さな村が点在する車窓が続きます。サン・モリッツとイタリア北部のティラノを結ぶベルニナ急行は、世界遺産に登録されている絶景ルート。車窓にモルテラッチ氷河、雪化粧で白く輝くラーゴ・ビアンコを見ながら走ります。次は、スイスアルプスを横断する人気の氷河急行で、サン・モリッツからツェルマットまで8時間の旅。大きな窓から美しい雪景色を楽しみながら、コース料理を味わう贅沢な列車です。マッターホルンの麓の村ツェルマットからは、ゴルナーグラート鉄道で雪山を登ります。沿線はスキーコース。山頂からはゴルナー氷河の眺め。スキー客はマッターホルンを望みながら、標高3089mからの大滑走です。続いては、ユングフラウ地方の山岳鉄道に乗車。インターラーケンから3つの鉄道を乗り継いで、ヨーロッパで最も高い駅、標高3454mのユングフラウヨッホを目指します。列車は毎年スキーのワールドカップが開かれる一大スキー場を通過、アイガー、メンヒ、ユングフラウの山々が目の前に迫ってきます。クライネ・シャイデック駅からユングフラウ鉄道で、山頂までおよそ50分。名峰に抱かれた雪原を走り、アイガー山中のトンネルを登ると、トップ・オブ・ヨーロッパに到着。純白のアレッチ氷河は、春から秋とは違う神秘的な美しさです。最後に、途中駅ラウターブルンネンから、標高2970mのシルトホルンに登ります。可愛らしい1両編成の電車で天空の街ミューレンへ、さらにロープウェイで頂上の展望台へ。山頂の回転レストランは、映画『007』の舞台としても知られ、360度の大パノラマが広がります。雪に包まれた冬のスイスは、期待をはるかに上回る絶景の連続。 “世界の車窓からベストセレクション”をどうぞお楽しみください。

「世界の車窓から」 ベストセレクション 制作スタッフ
ナレーション:石丸謙二郎  テーマ曲:溝口 肇
プロデューサー:小谷 知輝(テレビ朝日)、岡部 憲治
ディレクター:水谷 久美、土屋 麻子、佐藤 拓真