極東アジアの町ウラジオストクから、遥かなるユーラシア大陸を横断、首都モスクワまでの長躯9300キロ。6泊7日かかる全行程をシベリア鉄道の中でも代表的なロシア号・上り001によって乗り継いで行きます。中国、モンゴル、カザフスタンが隣接する大地は無限に広がるタイガ、ステップ地帯の木々による黄金色の秋。ハバロフスクから中央アジアのチタ、ウラン・ウデを廻り、バイカル湖岸鉄道に乗車して世界で最も深いバイカル湖の雄大さに抱かれた後、イルクーツク、ノヴォシビルスク、エカテリンブルグと主要都市を巡ります。帝政ロシアの歴史を残す極東の町から、アジア系ブリヤート人のチベット仏教文化、バイカル地方のロシア正教の遺産、ウラル山脈を越えて東ヨーロッパ文化に触れるまで、まさに世界最長の鉄道旅行です。 |