子供たちをのびのびとした自然豊かな場所で育てたいという理由から東京郊外の分譲地を購入して家づくりがスタートしました。自宅で仕事が出来るウェブデザイナーという事もあり郊外への移住を決断。もともとアウトドアやBBQが好きだった事もあり、自宅庭でも出来る事、料理やコーヒーが好きであるためキッチンを中心とした間取りにしたい事、夫婦ともに家で仕事が出来る場所が欲しい事、子供が増えても対応できる間取りなど希望をされていました。土地は北傾斜の分譲地でしたが北側が景色が開けている事からあえて北側へ庭を配置し、一段上がった南側隣地側からは高窓などにより太陽光を取り入れられる間取り、断面計画と明るくのびやかな住まいを考案しました。3つの箱がズレながら積層し、その隙間や軒下がテラスや庭となり自然を享受できる余白としてこの家の重要な要素となっています。おおらかに連続するリビングやキッチン、そして吹き抜けを介して子供部屋へ。室内のみならず外部へも流動的に空間が連続していく事がこの家の特徴となり時間や季節を身近に感じられる住まいになっています。