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世界に発信“東京ブランド”

  • 2025年2月24日(月)

    『海苔・山本海苔店』

  • 今週は、東京のブランドとして世界に発信する「老舗」の取り組みを紹介します。
    1849年創業の「山本海苔(のり)店」は、海苔ひとすじの専門店で、品質にこだわって製造・販売しています。本店などでは海苔の焼きたて実演販売を行い、焼きたての海苔の香りと旨味を感じることができます。海外の人が海苔を知るきっかけになったという、海苔と海苔の間に様々な具材を挟み込んだ「おつまみ海苔」は、手軽に楽しめます。
    山本海苔店は、老舗の名品や匠の技、食文化の魅力を世界に発信していく東京都の取り組み「江戸東京きらりプロジェクト」の2018年度のモデル事業に選ばれました。その支援を受けて、海外向けのパンフレットを作成するなど、海苔の魅力を発信しています。
    江戸東京きらりプロジェクトでは、山本海苔店も参加しているデジタルスタンプラリーを3月16日(日)まで開催しています。

  • 2025年2月25日(火)

    『江戸扇子・伊場仙』

  • 1590年創業の「伊場仙(いばせん)」は、扇子とうちわの製造・販売を行う老舗です。中でも、江戸時代から続く扇子の形を今に伝えているのが「江戸扇子」で、主に京都で生産される「京扇子」と比べると、骨の数が少なく、折り幅が広いなどの特徴があります。
    伊場仙は、老舗の名品や匠の技、食文化の魅力を世界に発信していく東京都の取り組み「江戸東京きらりプロジェクト」の2022年度のモデル事業に選ばれました。その支援を受けて制作したのが、「十二支扇子」。パリを中心に活躍するデザイナーのジャック・アヴェルナさんとのコラボレーションで生まれた江戸扇子で、十二支がデザインされています。十二支扇子は、去年1月にフランスで行われた国際見本市で展示され、伊場仙は、初めて海外進出を果たしました。
    江戸東京きらりプロジェクトでは、伊場仙も参加しているデジタルスタンプラリーを3月16日(日)まで開催しています。

  • 2025年2月26日(水)

    『和太鼓・宮本卯之助商店』

  • 1861年創業の「宮本卯之助商店」は、30種類以上の和太鼓を製造・販売しています。老舗の名品や匠の技、食文化の魅力を世界に発信していく東京都の取り組み「江戸東京きらりプロジェクト」の2020年度のモデル事業に選ばれました。
    その支援を受けて始まったのが、東京から世界に“循環型社会”を発信する「森をつくる太鼓プロジェクト」。東京の森林の材と工芸の技を使って、アートと環境を豊かにしようというプロジェクトです。森を育てるために必要なのが、木を間引く作業で、「森をつくる太鼓」は、その間引いた木材を使って作られています。
    さらに、長胴太鼓(ながどうだいこ)など、太鼓づくりで出る廃材を活用した取り組みも行っています。フランスのデザイナー、ピエール・シャリエさんとのコラボレーションで生まれたのがスツールです。2年前にフランスで行われた国際見本市にも出展され、世界に発信しています。
    江戸東京きらりプロジェクトでは、宮本卯之助商店も参加しているデジタルスタンプラリーを3月16日(日)まで開催しています。

  • 2025年2月27日(木)

    『佃煮・新橋玉木屋』

  • 1782年創業の「新橋玉木屋」は、昆布やあみ、あさりなどの佃煮を製造・販売しています。秘伝のタレは、素材ごとに煮込んで継ぎ足しているので、コクと旨味が凝縮されているそうです。こちらの店では、新しい佃煮の食べ方として、「あみバター」など、ワインに合うようにアレンジした洋風のオリジナルメニューも提案しています。 
    新橋玉木屋は、老舗の名品や匠の技、食文化の魅力を世界に発信していく東京都の取り組み「江戸東京きらりプロジェクト」の2023年度のモデル事業に選ばれました。その支援を受けて、海外向けの媒体に紹介記事を掲載するなど、佃煮の魅力を世界に発信しています。
    さらに、旅行で訪れる外国人向けに、佃煮を味わって学べる体験会「ウエスタンツイストコース(予約はWEB のみ)」も始めています。体験会を通して、佃煮の味を知り、洋風にアレンジした料理で佃煮を身近に感じてもらいたいといいます。
    江戸東京きらりプロジェクトでは、新橋玉木屋も参加しているデジタルスタンプラリーを3月16日(日)まで開催しています。

  • 2025年2月28日(金)

    『組紐(くみひも)・道明(どうみょう)』

  • 組紐(くみひも)は、色鮮やかなシルクの糸で作られた工芸品で、帯締めなどに使われています。組紐の洋装小物の店「Kumihimo Experience by DOMYO」は、1652年創業の「道明(どうみょう)」が手掛けています。
    道明は、老舗の名品や匠の技、食文化の魅力を世界に発信していく東京都の取り組み「江戸東京きらりプロジェクト」の2023年度のモデル事業に選ばれました。その支援を受けて制作したのが、フランスのデザイナーとのコラボレーションで生まれた組紐のバスケット「HIMO」です。バスケットづくりでは、伝統的な組み方をいかし、きれいな形を保てるように試行錯誤したそうです。こちらは今年1月にフランスで行われた国際見本市で初めて発表されました。
    今後は、クリエイターや音楽家など、色々な分野で活躍している人たちと、組紐の新しい使い方を考えていくそうです。
    江戸東京きらりプロジェクトでは、「Kumihimo Experience by DOMYO」も参加しているデジタルスタンプラリーを3月16日(日)まで開催しています。

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