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東京の農作物
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2025年1月6日(月)
『清瀬市のニンジン』
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今週は、東京の農作物を紹介します。面積の約2割を農地が占める清瀬市は、ニンジンの収穫量が都内1位。野菜の栽培に適した肥沃な黒土が多い地域で、土深くまで成長する根菜類の栽培が盛んに行われてきました。
「なみき農園」ではニンジンが真っすぐ伸びやすいように、水持ち・水はけが良い土づくりなどを行っています。並木さんのおすすめの食べ方は「ニンジンステーキ」。皮付きのまま半分に切り、オリーブオイルとバターで焼くだけです。清瀬市のニンジンを使って「きよせにんじんジャム」や、ニンジンのパウダーを練り込んだ清瀬市学校給食オリジナルパン「ニンニンパン」など、加工品作りも進められています。清瀬市のニンジンは、「スーパーサカガミ清瀬店」などで購入できます。なみき農園
HP:https://www.namikicelery.com/
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2025年1月7日(火)
『立川市のブロッコリー』
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ブロッコリーの収穫量が都内で1位の立川市。ヨーロッパ野菜などを中心に生産している「カラフル野菜の小山農園」では、年間約2000株のブロッコリーを栽培しています。小山農園では、立川市にあるクラフトビールの醸造所から出るモルト粕を土壌に散布し、土壌の改良に役立てています。今回は採れたてのブロッコリーを塩ゆでし、みそとマヨネーズを混ぜ合わせてディップしていただきました。この30年で、全国の出荷量が約2倍に増えているブロッコリーは、2026年度から、国民の消費生活上、重要な品目として国が価格の安定をはかる「指定野菜」に追加されることが決まっています。立川市のブロッコリーは、「のーかるバザール」などで購入できます。
カラフル野菜の小山農園
HP:https://koyamafarm.com
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2025年1月8日(水)
『江戸川区の小松菜』
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江戸川区の小松菜の収穫量は都内1位で、東京都全体の約4割を占めています。海から吹く潮風の影響で土壌にミネラルが多く、小松菜の旨みと甘味を高めていると言われています。江戸時代から続く「門倉農園」では、8月以外の1年を通して、ひと月に約4tの小松菜を出荷しています。門倉農園では、小松菜同士の間隔を約12cmあけ、ストレスがかからないように育てる工夫を行っています。門倉さんのおすすめで、浅漬けにした小松菜を刻んで混ぜたおにぎりをいただきました。門倉農園の小松菜は大手百貨店などで購入できます。
門倉農園
HP:http://www.komachauna.com/
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2025年1月9日(木)
『練馬区のイチゴ』
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イチゴの作付面積が都内でも有数の規模を誇る練馬区。「加藤農園」では、実が大きく甘みが強い「紅ほっぺ」や、酸味と甘みのバランスがいい「スターナイト」など、4種類を栽培しています。収穫したイチゴは直売所で販売(完売次第終了)。直売所なので、完熟を待ってから収穫するため、限界まで甘さを高めることができるそうです。おいしいイチゴを栽培するため、ハウス内の温度や湿度などを徹底管理。じっくり低温にあたって育つほど糖度が増すとのことで、ハウス内の温度が上がるとミストを出して温度を下げています。
加藤農園では予約制で30分食べ放題の「いちご狩り」を開催予定です。加藤農園
HP:https://amadori-ichigo.com/
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2025年1月10日(金)
『西東京市のスイーツキャベツ』
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西東京市は、キャベツの作付面積・収穫量ともに、練馬区に次ぐ都内2位です。「やすだ農園」が栽培しているのは「スイーツキャベツ」。高糖度の品種を冬の寒さにあてながら栽培し、さらに糖度を高めたキャベツです。東京都が2015年度から始めたキャベツのブランド化の一環で、一定の出荷基準を満たしたスイーツキャベツだけにブランドロゴマークの使用を認めています。認定基準の重要な要素は「糖度」。12月出荷分は8.5度以上、1月以降の出荷分は9 度以上の糖度が必要です。スイーツキャベツは加熱すると甘さがより引き立ちます。今回は醤油ベースの和風だしで千切りにしたスイーツキャベツを煮て豚バラで包んで、いただきました。
スイーツキャベツは「JA東京みらい」の直売所で、例年2月まで販売しています。やすだ農園
HP:http://yasudanouen.tokyo/