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昭島市の魅力

  • 2024年12月16日(月)

    『アキシマエンシス』

  • 今週は、市制施行70周年を迎えた昭島市の魅力を紹介します。昭島市の誕生は1954年で合併した「昭和町」と「拝島村」から1字ずつ取り命名されました。多摩川が流れる自然豊かな地域です。
    訪れたのは、「アキシマエンシス」。郷土資料室が入る複合施設で、街の歴史や文化を学ぶことができます。
    館内には、約200万年前のクジラ「アキシマクジラ」の化石や全身骨格のレプリカが展示されています。アキシマクジラは、1961年に多摩川の河川敷を訪れた親子が化石の一部を発見し、その後ほぼ完全な形で見つかったことが世界的にも珍しいと、当時大きな話題になりました。2018年には、これまでになかった種類のクジラということがわかり、学名は「エスクリクティウス アキシマエンシス」(和名:アキシマクジラ)とつけられました。
    館内には市内で発掘された最も古い年代である約1万1000年前の縄文土器も展示されています。

  • 2024年12月17日(火)

    『武藤順九彫刻園』

  • 2019年に開園した「昭島・昭和の森 武藤順九(むとうじゅんきゅう)彫刻園」を紹介します。世界的に活躍する彫刻家・画家の武藤順九さんは、自身の世界平和を象徴する作品が、バチカン市国のローマ法王公邸やアメリカ・ワイオミング州デビルズタワー国定公園に永久設置されるなど、世界芸術史上初めての偉業を果たしたと言われています。この彫刻園では、それらの2分の1サイズのものを含めた武藤さんの代表作品9点を見ることができます。 
    武藤さんは、「自然を守りながらアートを楽しめる市民の憩いの場にしたい」というコンセプトに賛同したといいます。時の移ろいも感じられるように、木漏れ日や陰りを計算して作品を配置し、作品の見せ方にもこだわったそうです。森の中にある作品は、季節によっても違った景色が楽しめます。

  • 2024年12月18日(水)

    『農産物直売所』

  • 昭島市にある農産物直売所「JA東京みどり みどりっ子 昭島店」には、その日の朝に採れた新鮮な野菜をはじめ、季節の花など、地元で生産された品々が店頭に並びます。 
    今まさに旬の野菜「オレンジ白菜」(例年1月まで)は、一般的な白菜と比べると、内側がオレンジ色をしているのが特徴です。オレンジ色の部分がとても甘くて生食も可能で、生産者によると鍋料理にするとオレンジ色の部分が赤くなり、さらに甘みが増すとのことです。
    また昭島市の伝統野菜「拝島ねぎ」(例年1月下旬まで)は、昭和初期から栽培が始まり、その栽培の難しさから生産者が徐々に減少していましたが、復活を目指し、2007年から市と農家が協力し、栽培されています。葉先まで柔らかく、熱を加えると甘みが増すのが特徴です。
    直売所では、拝島ねぎを使った加工品「拝島ねぎみそ」(400円)も販売されています。

  • 2024年12月19日(木)

    『拝島大師』

  • 今回訪ねたのは、1578(天正6)年開創の「拝島大師本覚院」です。入口である「南大門」を抜けて進むと、見えてくるのが「文殊楼(もんじゅろう)」で、『三人寄れば文殊の知恵』といわれる文殊菩薩(もんじゅぼさつ)がまつられている山門です。現在の本堂は、屋根につけられた飾りなど、伝統的な技法を取り入れて、1994年に建てられました。
    拝島大師では、1月2日と3日の初縁日に「だるま市」が立ちます。縁起物のだるまを、大勢の人が集まる日に売り出したことが始まりで、江戸時代から続いています。
    さらにこの近くには、崖から流れ落ちる湧水を見ることができるスポットがあります。崖の上に寺があることから「龍津寺(りゅうしんじ)の湧水」と呼ばれ、「東京の名湧水57選」に選ばれています。

  • 2024年12月20日(金)

    『地下水を使った銭湯』

  • 昭島市の水道水の水源は、地下水です。市内には、4つの駅の前に給水スポットが設置されていて、長い年月をかけて地下に浸透した「深層地下水」を利用した水を無料で汲むことができます。 
    その水を使った創業70年を超える銭湯を訪ねました。「富士見湯」は、2016年にリニューアル。待合室には約7000冊の漫画や雑誌をそろえ、浴室の壁画は、招き猫や亀などが描かれています。 
    メインの浴槽は、低温(37.5℃~38℃)・中温(41℃)・高温(44℃)の3つ。湯は、すべて昭島の深層地下水を汲み上げて沸かしたものです。
    他にも、露天風呂やサウナなどがあり、去年7月に完成した展望休憩所では、サウナや風呂で体をあたためたあと、整うことができます。

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