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音のない世界で

  • 2024年11月4日(月)

    『東京2025デフリンピック』

  • 耳がきこえない、きこえにくいアスリートのための国際的なスポーツ大会「デフリンピック」が、来年11月に日本で初めて、東京で開催されます。「東京2025デフリンピック(2025年11月15日(土)~26日(水))」には、70~80の国や地域から約3000人の選手が来訪する予定です。競技会場は全17カ所。都内15カ所の他、福島県でサッカー、静岡県で自転車(ロード・MTB)が行われます。東京都は、11月15日(金)~2025年1月31日(金)の期間、大会運営を支えるボランティアを募集。会場での選手・観客の誘導や手話言語を生かした業務のサポートなどを予定しています。

  • 2024年11月5日(火)

    『金メダルを目指して~デフ卓球~』

  • 2025年11月に開催される「東京2025デフリンピック」。活躍が期待されているのが、デフ卓球の亀澤理穂選手です。
    2009年のデフリンピックから4大会連続で出場し、これまで合計8個のメダルを獲得しています。
    卓球を始めたのは、親がきっかけで、父の佐藤真二さんとは2013年、ソフィアデフリンピック(ブルガリア)に監督と選手という立場で共に出場。団体で銅メダル、ダブルスで銀メダルを獲得しました。
    2022年からパラアスリート社員として住友電設に所属。現在は会社からサポートを受けながら週に3~4日、1日最低でも2時間ほど練習を行っています。亀澤選手は、「東京2025デフリンピックで、どの種目でもいいので金メダルを獲りたい」と話しています。

  • 2024年11月6日(水)

    『金メダルを目指して~デフバレー女子~』
    放送休止のため動画配信します。

  • 2025年11月に開催される「東京2025デフリンピック」。活躍が期待されるデフバレーボール日本代表女子チームで、副キャプテンを務めているのが平岡早百合選手です。補聴器を装着すれば耳が聞こえる人と同じように会話することができます。高校2年生でデフバレーボールを始め、日本代表として2017年のサムスンデフリンピック(トルコ)で金メダルを獲得。今年、沖縄で開催された世界選手権でも優勝しました。通常のバレーボールとデフバレーボールにルールの違いはありませんが、試合を止めるときは審判が笛と共にネットを揺らして伝える場合があります。
    平岡選手は、「多くの人が私たちのバレーボールを見て、勇気とパワーを与えられたら」と話しています。

  • 2024年11月7日(木)

    『透明ディスプレイに会話表示』

  • 2025年11月に開催される「東京2025デフリンピック」をきっかけに、デジタル技術を活用したコミュニケーションの広がりが期待されています。
    港区にある「ジャパンディスプレイ」が開発したのが、ガラスのような透明な画面が特徴の「Rælclear(レルクリア)」。音声を文字化するスマートフォンなどのアプリと接続し使うことで、話した言葉がディスプレイに文字として表示されます。大きな特徴は、画面越しに相手の仕草や表情が見られること。会話の理解度も向上するそうです。
    キーボードを接続すれば、発声が難しい聴覚に障害がある人とのやりとりも可能になります。
    社会への普及につなげるため現在、東京都では、都庁を含めた38カ所の都有施設に「Rælclear」を設置しています。

  • 2024年11月8日(金)

    『手話が文字に!』

  • 2025年11月に開催される「東京2025デフリンピック」をきっかけに、デジタル技術を活用したコミュニケーションの広がりが期待されています。
    港区にある「ソフトバンク」が開発に取り組んでいるのが、手話と声を文字に変換するシステム「SureTalk(シュアトーク)」です。カメラを搭載したパソコンなどの端末を使います。左側には手話や音声で会話する人の姿、右側には会話の内容が表示されます。「SureTalk」はAIの技術を使っています。手話を始めると指の関節や手首、目や鼻など70カ所以上のポイントをカメラが追跡し、AIが動作を解析してデータベースと照合し単語に変換。助詞や語尾などを補い、自然な日本語の文章にします。現在、東京をはじめ岩手や福岡の自治体で、実証実験が行われています。

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