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東京の島の魅力

  • 2024年7月15日(月)

    『伊豆大島』

  • 今週は、東京の島の魅力を一挙紹介します。
    まずは竹芝客船ターミナルから高速ジェット船で約1時間45分の伊豆大島。
    島のシンボルといえば、標高758mの活火山「三原山」です。直径300m、深さ200mの噴火口にも近くまで行くことができ、ダイナミックな景色を楽しめます。山のふもとにある「裏砂漠」も人気の観光スポット。細かい溶岩や火山灰が降り積もり、真っ黒な地面が広がっています。
    そんな大島の特産品の一つが、島民から長年愛されている「大島牛乳」。最盛期(1926年)には約1,200頭の牛が飼育され、“ホルスタイン島”とも呼ばれた大島。島の自然豊かな環境で元気に育った牛からしぼられる牛乳は絶品だといいます。
    そして、島のごちそう「べっこう寿司」。青唐辛子入りのしょう油に漬けた魚の切り身が、べっこう色になるため、そう呼ばれています。大島産の青唐辛子が丸ごと漬け込まれている「べっこう醤油(しょうゆ)」は、料理酒と混ぜて魚の切り身を15分ほど漬けるだけで家庭でも簡単にべっこう丼などが楽しめます。

  • 2024年7月16日(火)

    『新島』

  • 今回は、竹芝客船ターミナルから高速ジェット船で約2時間20分の新島(にいじま)を紹介します。
    真っ白な砂浜と「ミルキーブルー」と呼ばれる美しい海が魅力の島です。中でも約7km続く「羽伏浦(はぶしうら)海岸」はサーフィンの名所として知られています。
    島内には至るところにある様々な表情をした「モヤイ像」も見どころの一つ。イースター島のモアイをモデルにして、島おこしのために作られたのが始まりと言われています。モヤイ像の材料として使われている「コーガ石」は、世界でもイタリアと新島でしか採れないという珍しい火山岩で、この石を高温で熱すると天然のオリーブ色の美しいガラスになります。この「新島ガラス」は島の特産品となっています。
    また、「あめりか芋」という白いサツマイモも島の特産品です。アメリカから伝わってきたことがその名前の由来と言われており、寝かせることで甘くなるのが特徴で、3カ月間寝かせたあめりか芋を使ったジャムなどが人気です。

  • 2024年7月17日(水)

    『神津島』

  • 今回は、竹芝客船ターミナルから高速ジェット船で約3時間の神津島(こうづしま)を紹介します。
    2020年に東京で初めて「星空保護区」に認定された神津島は、島のどこからでも満天の星を楽しめます。
    夏には天の川が空の端から端まで流れている様子が見られるそうです。
    赤崎遊歩道では、シュノーケルをつけて色とりどりの魚を楽しむことができます。
    さらに、島内には水が湧き出ている場所が多く、「東京の名湧水57選」に選定された「多幸(たこう)湧水」もあります。この島の豊富な地下水で育ち、8月初旬まで楽しめるパッションフルーツも人気です。
    漁業も盛んな神津島。夏に旬を迎える赤イカを使った塩辛など、島ならではの特産品もたくさんあります。中でも伊豆諸島随一の漁獲量を誇るのがキンメダイ。煮付けにして食べるのもおすすめだそうです。

  • 2024年7月18日(木)

    『八丈島』

  • 今回は、羽田空港から飛行機で約1時間でアクセスできる八丈島を紹介します。
    森の中をかき分けながら歩く「ヘゴの森」や裏から滝が見られる「裏見ヶ滝」、伊豆諸島最高峰の「八丈富士(西山)」など自然の見どころがたくさんある島です。
    そんな八丈島の特産品は、伊豆諸島で収穫量1位を誇る「明日葉(あしたば)」。天ぷらやおひたしなどで食べるのが定番の明日葉を、もっと手軽に食べられるようにと、蒸しあげて乾燥させた、ふわふわの削り節も人気です。そのままおやつ感覚で楽しむことができ、おにぎりやたこ焼きなどにかけても合うそうです。そして島の新しい特産品として注目を集めているのが「うみかぜ椎茸」。島の高温多湿な気候を活かして8年前から栽培が始まりました。地元の方のおすすめは塩を一振りして食べる網焼き。えぐみが少なく、まろやかな味わいが特徴です。

  • 2024年7月19日(金)

    『小笠原諸島』

  • 今回は、東京都心から約1000km、父島・母島など30余りの島々からなる小笠原諸島を紹介します。
    世界自然遺産にも登録されている小笠原諸島には島固有の生き物や植物が数多く存在します。その一つが、小笠原固有種の「タコノキ」という木。タコノキの葉を使って作られる伝統的な民芸品「タコノ葉細工」は、肌触りもよくブレスレットなどのお土産も人気です。葉を煮込んで乾燥させるなど、丁寧な工程を経ており、丈夫な作りになっています。
    また、小笠原諸島に自生する「硫黄島唐辛子」を使ったラー油もお土産に人気。アロエや松の実など様々な食材も使われ、独特の味がクセになる人も多いそうです。豆腐や冷やし中華などにかけて食べるのもおすすめだそうです。

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