第1075回『 天草のうに』
5月10日放送
「春を告げる、天草の“桜うに”」
「春を告げる、天草の“桜うに”」
今回の舞台は1年を通じて4種類のうにが採れる“うに王国”熊本・天草。この地では春のムラサキウニを“桜うに”と呼びます。魅力はとろける甘さと濃厚な香り。
ミシュランガイド掲載(2018年)の寿司店の大将も「今、天草で一番おいしい素材」と胸を張る逸品です。
あえて海苔を巻かずにうにの旨みを堪能する握りや、桜うにを贅沢にのせた茶碗蒸しが大人気。
春の海からの贈り物、天草のうにの魅力に迫ります。
「受け継がれる情熱、六代目の挑戦」
「受け継がれる情熱、六代目の挑戦」
地元で135年の歴史がある海産物店「生うに本舗_丸健水産」の六代目・野﨑聖史さんは、うにで地域を盛り上げたいと奔走。
SNSでの発信やイベント開催、うに料理の開発など、新たな挑戦を次々と重ねています。
その原動力は戦前からうにの行商に励んだ祖母や、命懸けで潜る漁師たちへの畏敬の念。
世代を越えて受け継ぐうにへの思いとは…。
「秘密を探る、海の底へ」
「秘密を探る、海の底へ」
天草のうに漁は、男たちが素潜りで行うのが伝統です。
野﨑さんの幼馴染みの漁師・木口敏樹さんは水深13メートルの海底まで潜り、ワカメをかき分けて旬の紫うにを獲ります。
恵み豊かな天草灘でサメの危険を心配することなく安全に漁ができるのは、ある“生き物”のおかげなのだとか。
いったいどんな生き物でしょう?
「世界へ届け!天草のウニの新境地」
「世界へ届け!天草のウニの新境地」
“天草のうにを世界に”という夢を抱く野﨑さん。
天草に去年オープンした最先端のリゾート施設を訪ねました。
ヘッドシェフは地産地消の取り組みを展開する“天草ガストロノミー・ラボ”の中心人物、フレンチの中野優樹シェフです。
野﨑さんは世界に発信するヒントにさせてほしいと「新感覚のうに料理」を依頼しました。
うにの甘みに地元産の渡り蟹と新玉ねぎの甘みを掛け合わせた「春のコンポゼ」、さらにユニークな材料を使った“甘み×苦み”の料理も登場!
天草の自然と食材の魅力をアートで表現する一皿、是非お楽しみに!
取材先
制作担当
【ディレクター】小堺 有希子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】成田 智彦(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)