第932回 『上州地鶏』
6月4日放送
「群馬県の新たな名産「上州地鶏」」
「群馬県の新たな名産「上州地鶏」」
約40年にわたる研究の末に群馬県で誕生した「上州地鶏」。モモ肉だけでなく胸肉までジューシーなのが特長で、現在、県内では30ほどの飲食店で使われています。天然温泉が楽しめる旅館では、素材の味を感じられるたたきや水炊きが楽しめ、噛めば噛むほどうま味が溢れ出てきます。他にも、群馬県の郷土料理であるおっきりこみ、地元で人気のイタリアンでは甘夏のソースと合わせていただく、うま味が凝縮されたテリーヌまで。上州地鶏を使った様ざまな料理をぜひご堪能ください。
「上州地鶏の声で分かる!?若き養鶏家の情熱」
「上州地鶏の声で分かる!?若き養鶏家の情熱」
榛名山のふもと榛東村で上州地鶏を育てている阿久澤知樹さん。国内最大級といわれる上州地鶏の飼育期間は最長約90日!大きく育てることでしなやかな筋肉が付き、肉のうま味が増すといいます。そして群馬県の特産物、桑の葉と梅酢をエサとして与えることにも美味しさの秘密が隠されているのだとか。鶏舎に入ると、立ち止まりヒナの観察を始めた阿久澤さん。実は鳴き声で気持ちが分かるというのです。ヒナの鳴き声が「ピヨピヨ」と…。阿久澤さんに何を伝えているのでしょうか。
「群馬オリジナルの地鶏をつくりたい…上州地鶏誕生秘話」
「群馬オリジナルの地鶏をつくりたい…上州地鶏誕生秘話」
群馬県で名産となる地鶏をつくるプロジェクトが始まりました。任されたのが畜産試験場で養鶏を担当していた後藤美津夫さん。「群馬の大自然をイメージした大型で勇壮な鶏を作りたい」、その想いで上州地鶏を誕生させました。そして、生産者を探している時に手を挙げたのが阿久澤さんでした。地元の名産を作るという想いに共感し一念発起、30歳で上州地鶏を育てることに。しかし、肉鶏の飼育は初めてだった阿久澤さんは、後藤さんに教えを乞いながら地鶏を育てる日々。そんなある冬の朝、鶏舎に入るとヒナが全滅していました。思いがけない停電でヒーターが消えてしまったのです。「失敗は二度と繰り返さない…」、その日以来、鶏舎で過ごす時間がこれまで以上に増えた阿久澤さん。万が一の事態にも対応できるよう、鶏舎全体を温める暖房設備も導入。そして2年後、ジューシーでうま味の強い上州地鶏を育て上げたのです。群馬県の新たな名産、上州地鶏誕生の物語に迫ります。
「上州地鶏を1羽丸ごと味わい尽くす、匠の新作フレンチ」
「上州地鶏を1羽丸ごと味わい尽くす、匠の新作フレンチ」
東京・銀座にある「レストラン ラフィナージュ」。ミシュランガイド東京に3年連続掲載されるこの店のオーナーシェフは、長年銀座の名店で料理長を務めた髙良康之さんです。「とにかくデカい、それでいてとってもジューシー」だという上州地鶏。肉のうま味を引き出すこだわりの焼き方、そして鶏ガラを使ったこだわりのソースは必見です。上州地鶏のすべての部位を味わい尽くすひと皿、お楽しみに!
取材先
制作担当
【ディレクター】畠中 慶太郎(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)