第902回 『原木マイタケ』
10月23日放送
「大人気!秋の味覚・きのこ」
「大人気!秋の味覚・きのこ」
今、美味しい季節を迎えている秋の味覚、きのこ。
東京・表参道にある「シャングリラズシークレット」では、きのこしゃぶしゃぶが人気です。中国雲南省の乾燥キノコを煮込んだスープにあわせるのは様々な旬のきのこ。〆にはきのこのうま味が練りこまれたきのこ麺。低カロリーで栄養素いっぱいのきのこは女性に大人気。そんな旬のきのこのなかでも、香り豊かで歯ごたえ抜群の「マイタケ」。今回は自然環境のなかで栽培される群馬県・高山村の「原木マイタケ」に迫ります!
「自然環境のなかで栽培、群馬の原木マイタケ」
「自然環境のなかで栽培、群馬の原木マイタケ」
きのこ王国の群馬県。秋になると卸売市場では様々な種類のきのこが流通しています。そんな群馬県の高山村で「原木マイタケ」を栽培しているのが後藤明宏さん。自然環境の中で栽培される後藤さんの原木マイタケは天然マイタケとそん色ない美味しさ。肉厚で香り豊か、中でも後藤さんの原木マイタケは舌ざわり、シャキッとした強い歯ごたえが特長。マイタケは成長が早く収穫のタイミングを間違えるとあっという間に食感が変わってしまいます。そのため後藤さんは絶妙なタイミングを見極めて原木マイタケを収穫。そんな後藤さんの原木マイタケを、県外からも客が訪れる「茜彩庵 山水」の料理長・西井さんも一目置いています。さらに後藤さんが普段どのようにして原木マイタケを召し上がっているのか、奥様・ゆき子さんに作っていただきました!自宅で手軽に作れる家庭料理、ぜひお試しください!
「原木マイタケ栽培はアーティスト!デザイナーの挑戦」
「原木マイタケ栽培はアーティスト!デザイナーの挑戦」
「絵を書くようなアーティスト感覚で原木マイタケを栽培している」そう語る生産者・後藤さんは以前、東京で空間デザイナーの仕事をしていました。長女を故郷で育てたいと高山村に帰省。原木マイタケの形に惹かれて独学で栽培に挑戦することに。デザイナーの仕事をしながら原木マイタケ栽培も始めます。原木を殺菌する作業場、マイタケ菌を培養する部屋も作ります。しかし一筋縄ではいきません。マイタケ菌を植えた原木が青カビの蔓延によって全滅。今でも2割は失敗するといいます。そんな中でも後藤さんが原木マイタケにこだわり続けるのには、ある理由があるのです。
「きのこの匠が手掛ける“原木マイタケのフレンチ”」
「きのこの匠が手掛ける“原木マイタケのフレンチ”」
東京・恵比寿にあるフレンチレストラン「恵比寿マッシュルーム」。オーナーシェフの山岡昌治さんは、世界中のきのこと旬の食材で独創的なフレンチを作ってきました。フランス修行時代にきのこに魅了されて今でも休日には山に入ってきのこを採取。きのこの魅力を知り尽くす「きのこの匠」。そんな山岡シェフが原木マイタケを栽培している後藤さんの元へ。収穫したての原木マイタケを味わいます。芸術作品という形、そして特別な食感を活かした後藤さんの原木マイタケで新作にとりかかります。一体どんな原木マイタケのフレンチが仕上がるのでしょうか…?お楽しみに!
取材先
制作担当
【ディレクター】井上智博(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)