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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第888回 『夏ごぼう』

7月3日放送

「“初夏”が旬の夏ごぼう「京香」」

「“初夏”が旬の夏ごぼう「京香」」

冬野菜のイメージがあるごぼうですが、実は初夏にも旬があります。今回は夏ごぼうの産地、群馬県伊勢崎市を訪ねます。中でも「京香」というブランドごぼうは6月~7月しか味わえない人気の逸品。最大の特長は「甘み」で、糖度はフルーツを上回るほど!京都の和食の名店も、夏ごぼう「京香」のおいしさにぞっこんです。さらに地元のイタリアンでは、「京香」を生のままサラダに…自家製パンチェッタと合わせたリゾットは火を入れたごぼうの旨味を味わえます。そしてイタリアで修業したシェフのお得意はジェラート!香り夏ごぼう「京香」で作るジェラートは、驚きのおいしさです。お楽しみに!

「深さ170㎝!ふかふかの土が「京香」を育む」

「深さ170㎝!ふかふかの土が「京香」を育む」

京香を作り出した、ごぼう作りの名人・田部井靖さん。6月上旬は収獲の真っ最中。京香は成熟前の若々しいごぼうです。そのためジューシーでほとんどアクがなく、やわらかい食感。肌の色は白く、長さは1mもあります。細い棒をさしてみると、なんと深さ170㎝もズブズブと入りました。畑の土はふかふか!この土がおいしい夏ごぼう・京香を作るポイントだったのです。さらに畑で取り出したのは…毛布!一体何に使うのでしょうか?

「甘さへの挑戦!「京香」誕生物語」

「甘さへの挑戦!「京香」誕生物語」

伊勢崎市の境地区は、肥沃な土壌に恵まれ、農業が盛んな地域。田部井さんも20歳で就農しました。ところが父・卓さんが病で入院…すべての畑を任されることになります。すると徐々に野菜の出来が悪くなり、一時は農業を諦めるところまで追い込まれました。そんな田部井さんがもう一度農業に向き合うことになったきっかけとは…さらにそこから始まった「甘いごぼう」作りへの挑戦!他所にはないごぼうを作ることで、産地としての生き残りに賭けます。甘みと香りが命の「京香」、その誕生の物語です。

「夏ごぼう×フレンチで仕立てるスペシャルメニュー!」

「夏ごぼう×フレンチで仕立てるスペシャルメニュー!」

田部井さんの作る夏ごぼう「京香」を求めて、一人のシェフがやって来ます。フレンチの鉄人・坂井宏行さんの店で料理長を務める川島孝シェフです。店のスペシャリテ「ごぼうのブルーテ」を作るため、全国各地のごぼうを使ってきた川島シェフも、「京香」の甘みには驚きを隠せません。キャビア、赤城牛、ハーブ…フレンチの技で渾身の一皿を仕立てます。

取材先
制作担当

【ディレクター】吉井みどり(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)