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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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第876回 『ニジマス』

4月10日放送

憧れのクラシックホテルで味わう日光のニジマス料理

憧れのクラシックホテルで味わう日光のニジマス料理

日光東照宮や中禅寺湖、華厳の滝など多くの観光客を魅了する栃木県の日光。現存する日本最古の西洋式ホテル「日光金谷ホテル」で名物料理となっているのが、ニジマスを丸ごと一匹皿にのせた「虹鱒のソテー金谷風」です。明治時代、避暑にやって来る多くの外国人たちをもてなすために作られました。今回は、日光を舞台に絶品のニジマス料理と、地元のニジマス名人が老舗ホテルに託した熱い思いを描きます。目からウロコのニジマス料理も必見ですよ!

「四季島」で提供された驚きのニジマス料理とは

「四季島」で提供された驚きのニジマス料理とは

JR東日本のクルーズトレイン「トランスイート四季島」ではフレンチのフルコースでニジマスの料理が提供されました。いったいどんな料理なのでしょうか?宇都宮市の「オトワレストラン」で再現していただきます。そこに現れたのは…なんとニジマスを改良した大型のご当地サーモン「プレミアムヤシオマス」!鮮やかなサーモンピンクの美しい魚です。これを音羽元シェフが驚きの調理法で「春の大地」をイメージした極上の一皿に仕立てます。ふわふわの舌触りと上品な旨味がたまらない美味しさ…これがニジマス!?進化する栃木のニジマスに注目です!!

このニジマスを日光のために残したい

このニジマスを日光のために残したい

日光金谷ホテルが長年ニジマスを仕入れてきたのは、昭和35年から養殖業を営む「清滝養鱒場」。山から引いた湧き水は冷たく、成長は遅いのですがその分、身の締まったおいしいニジマスに育つと評判です。ところが4年前、創業者の星野義晴さんが病となり養鱒場の存続が危機に…「60年育んだニジマスを日光のために残したい」星野さんの最後の願いを受けとめたのが、ほかならぬ金谷ホテルでした。老舗ホテルと養鱒場がタッグを組みます。すると中禅寺金谷ホテルの増子陽シェフからある提案が…手にしたのは栃木県産の「ゆず」!いったい何が始まるの?

ニジマス×ゆずが生み出す一皿

ニジマス×ゆずが生み出す一皿

増子陽シェフが、清滝養鱒場で飼育を担当する髙橋亮さんと一緒に開発してきたのは、エサにゆずを加え与えた「金谷ゆずサーモン」。2年目となる今年は良い成果が表れ始めました。調理のポイントは温度!増子シェフがニジマスの新たな魅力に迫ります。さらに「ここまで美味しくなることを知ってほしい」と挑んだ新作料理。それはとことん“ゆず”にこだわる一皿でした。100年日光に愛されてきたニジマスが、次の100年へと歩みをすすめます。

取材先
制作担当

【ディレクター】吉井 みどり(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)