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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第800回『もやし』

10月5日放送

■向田邦子が愛した「もやしサラダ」

■向田邦子が愛した「もやしサラダ」

老舗洋食店「赤坂 津つ井」。この店で昭和25年の創業当時から愛されているのが「もやしサラダ」です。特製ドレッシングの酸味とよく合うのはなんとカレー風味のもやし!カレー好きだった創業者の筒井厚惣が、当時新しい野菜として注目されていたもやしをカレー味で提供しようと編み出しました。受け継がれる秘伝の調理法とは…店の常連客だった脚本家・向田邦子と「もやしサラダ」の驚きのエピソードも紹介します。

■デパ地下で人気の“深谷もやし”

■デパ地下で人気の“深谷もやし”

やってきたのはデパ地下。この日試食販売が行なわれていたのが、深谷市内でもやしを作る飯塚商店のその名も「深谷もやし」!1キロの大きな袋詰めが次々と買い物かごの中へ…人気の秘密を探るため、さっそく生産現場へ向かいます。するとそこには驚きの光景が…豆から発芽し、成長した金色に輝く美しいもやし!収穫されるとすぐに清涼で豊富な地下水の中に入れられ、ユラユラと気持ちよさそうに泳いでいました!

■父から息子へ受け継がれた魂

■父から息子へ受け継がれた魂

もやしは「豆を水にひたして発芽させた野菜」。単純なだけにどこに目をかけ、手をかけるか?で味わいが大きく変わるのだそうです。昭和34年に創業した飯塚商店は、父・英夫さんの強い信念で「ブラックマッペ」という豆のもやしを家族で丁寧に作り続けてきました。スーパーで売られる一般的なものに比べると細くて、ひげ根の長いもやしです。ところが20年ほど前、飯塚商店のもやしが深谷市内から一時消えたことがありました。いったい何があったのでしょうか?奮闘する二代目・雅俊さんに密着します。

■「深谷もやし」をねぎに負けないブランドへ

■「深谷もやし」をねぎに負けないブランドへ

地元深谷を盛り上げたい!二代目・雅俊さんとともに料理人たちも立ち上がります。和食の料理人・山田正美さんが注目したのは深谷もやしの香り…茹でた汁を“出汁”にして作るごちそう茶碗蒸しは必見です。さらに名物深谷ネギと深谷もやしのコラボレーション「深谷ナポリタン」!作るのはイタリア家庭料理のシェフ・栗原統さん。栗原さんはもやしをネギにも負けないブランドにしたいと新作料理に挑みます。いったいどんな一品が生まれるのでしょうか?ヒントはワインに良く合うあの食材…お楽しみに!

取材先
制作担当

【ディレクター】吉井 みどり(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】高橋 司(テレビ朝日映像)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)