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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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第764回『小松菜』

1月26日放送

■匠の技!一手間で美味しい小松菜料理に変身

■匠の技!一手間で美味しい小松菜料理に変身

一段と冷え込むこの季節に旬を迎えるのが“小松菜”です。小松菜は様々な食材の引き立て役として大活躍!銀座で人気の和食料理店「たて野」の舘野雄二朗さんにさっそく小松菜の旨味を逃がさない匠の技を見せて頂きます!立て茹でした小松菜をザルにサッと揚げ、ふり塩をして、水気を搾らずそのまま乾かします。これぞ“生上げ”。さらに割り醤油を小松菜に絡ませて、一手間加えると…?
さらに和牛と、バターでソテーした小松菜を合わせた洋風懐石に、みじん切りにした小松菜を醤油の水気が飛ぶまでしっかり炒めた青菜めし、寒い冬にとっておきの“玉落ち味噌汁”まで。小松菜がとろけた卵と絡んで最高です!

■江戸川散歩・小松菜グルメに出会う

■江戸川散歩・小松菜グルメに出会う

東京都・江戸川区には一風変わった自動販売機があります。コインを入れてボタンを押すと…中から出てきたのはなんと小松菜!?大きくて新鮮な小松菜がリーズナブルな価格で手軽に手に入ると地元で大好評です。では、何故この時期、江戸川産の小松菜は甘くて美味しいと言われているのでしょうか?その秘密を農家の真利子伊知郎さんに教えて頂きます。また、江戸川を歩けば小松菜に当たる、と言わんばかりに江戸川の街は“小松菜グルメ”で溢れています。街の総菜屋・蒲元ではシャキシャキとした小松菜の舌触りがそのまま味わえる絶品コロッケや、店主が5年の歳月を費やし開発した、ツルッとしたのどごしがクセになる小松菜うどんなど、江戸川の小松菜事情をご紹介します。

■小松菜将軍・徳川吉宗

■小松菜将軍・徳川吉宗

東京都・江戸川には“小松菜産土神”が祀られている香取神社があります。当時、この地を鷹狩りで頻繁に訪れていた徳川8代将軍・吉宗が昼食に出された菜っ葉のすまし汁をたいそう気に入り、小松川周辺で採れる名もなき青菜を“小松菜”と名付けました。

■小松菜に人生を捧ぐ農家に密着!

■小松菜に人生を捧ぐ農家に密着!

今、江戸川産の小松菜を追い抜く勢いで生産されているのが千葉県・船橋。江戸川と船橋市は昔から花嫁が行き来する縁組みの風習があり、それ故この土地にも小松菜栽培が伝わりました。小松菜一筋40年のベテラン平野代一さんは江戸後期から続く農家の6代目。学生時代レスリングで全国優勝する程の実力者であった平野さんですが、練習中の大けがにより夢を断念。先代の農家をそのまま引き継ぐ形で農家の道へ入りました。しかし、そこで諦めず“江戸川の小松菜に負けない小松菜を作りたい”という一心で小松菜栽培に精を出しました。そんな中、度重なる災害が畑を襲います。大きな台風の影響で、塩を含んだ豪雨が一晩で小松菜の葉を黄色に変色。またある年は豪雪で全滅。それでもめげず平野さんは独自の有機肥料を開発、土壌の改良もして美味しい小松菜作りに励みました。さらに品種改良を繰り返し江戸川産との差別化を図るなど、努力は続きました。そしてついに江戸川産を越える品質のものを作り出し、大田市場へ打って出ます!果たして結果は…?
小松菜への情熱が尽きることのない平野さん、今注目しているのはなんとマッシュルーム?一体何に使うのでしょうか?さらに地元を小松菜で盛り上げようと新たな販路も拡大中。仲間たちと“小松菜ハイボール”も共同開発しました。小松菜が繋ぐ仲間たちとの友情物語にも注目です。

取材先
制作担当

【ディレクター】伊藤 浩子(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】太田 伸(テレビ朝日)