第695回『タコ』
9月2日放送
■瀬戸内海の美味!香川県のタコ
■瀬戸内海の美味!香川県のタコ
鳴門の渦潮で知られる瀬戸内海。ここで今、旬を迎えるのが真ダコです!激しい潮流にもまれることにより筋肉質で身太く育つ、名産品です。香川県にある男木島は通称“タコの島”と呼ばれ、今が漁の最盛期。この道、60年以上の大ベテラン・漁師の宮下政幸さんに漁を見せていただきます。「ここは潮が速くて、一番良い場所。」という、とっておきの漁場へ。2日前に沈めておいた150個ものタコ壺を次々と引き揚げると…、いました!丸々と太った、大きなタコ。早速、島に戻って仲間の浜口勝義さんに豪快な漁師料理を作っていただきます。まな板に吸盤が張り付くほど活きが良い足を刺身でいただく!さらに、アツアツの鉄板の上になんと生きたタコをそのまま乗せました!?一体、どんな料理になるのでしょう?今回は、タコを味わい尽くす知恵に迫ります。
■消費量全国トップクラス!驚きのタコグルメ
■消費量全国トップクラス!驚きのタコグルメ
タコ消費量全国トップクラスの香川県。代表的なソウルフードと言えば、やっぱりたこ焼き!フワフワの生地にプリプリのタコの食感がたまりません。そんな香川県民が愛してやまないのが、え?タコ判?大判焼きの鉄板に生地を流し込んだら、大ぶりのタコの切り身を入れて…。「たこ焼きでは満足できない人のためにいっぱい食べてもらいたい。」と出来あがった名物。一体、どんな味なのでしょう?そして香川県といえば、これ!讃岐うどんです。コシのある麺に合うのはやっぱり肉厚のタコ。うどん処では鍋に大量のタコを入れて醤油や砂糖で味付け、家庭でもお馴染み・柔らか煮の出来上がり!と思ったら、さらに衣をつけて一手間加えたタコ天に!?県民の好きなもの二段重ねの組み合わせが大人気!見どころ溢れる名物料理の数々に目が離せません。
■謎の鮮魚商・いただきさんとは?
■謎の鮮魚商・いただきさんとは?
港からほど近い高松の町中で、不思議な光景を目にしました。自転車にサイドカーをつけて、魚を売りまわる女性…。実はこの方、町の方から“いただきさん”という愛称で親しまれる鮮魚商。元々は魚を入れた桶を頭に乗せて売り歩いていたことから、この名がついたそうです。この道40年という橋本まきこさんが「お魚いかがですかー。」と一声かければ、次々と常連さんが姿を現します。朝仕入れたばかりの新鮮な魚はもちろん、客の要望に応じて魚をさばくのはお手の物!さらにはその食材の料理レシピまで教えてくれるというんだから驚きです。いただきさんのオススメは今が美味しいタコを使ったアイデアレシピ!早速、常連さんのお宅へお邪魔して、その家庭料理の知恵を見せていただきましょう。タウリンたっぷりのタコと合わせるのはキュウリのすりおろし?そして、つまみ食い必須の吸盤レシピも登場します。
■タコの島・男木島の“愛情弁当”物語
■タコの島・男木島の“愛情弁当”物語
舞台は再び、男木島へ。過疎化が進み、島民は現在200人ほど。この小さな島を盛り上げたいと東京から移住したのが石部香織さんです。地域おこし協力隊として日々、島民たちと触れ合っています。石部さんは今、坂道が多いこの島で買い物に困っている高齢者の方に、名産のタコを使った弁当を作って配りたいと考えていました。そこで協力を仰いだのが、島で唯一のフレンチ料理を出す“ビストロ伊織”の前田雄一朗さん。この島で獲れるタコの味に驚き、自慢の料理で島を活気づけたいと2年前に移住した方です。問題は歯の悪い高齢者の方にどうやってタコを味わってもらうのか?しかし前田さんには、あるとっておきの秘策がありました。若き移住者の想いと島民たちの願いが交差する、タコの愛情弁当の物語に迫ります。
取材先
制作担当
【ディレクター】鴨下 満(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】安田 裕史(テレビ朝日)