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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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第635回『明石だこ』

7月2日放送

■タコのワンダーランド!明石名物・魚の棚商店街

■タコのワンダーランド!明石名物・魚の棚商店街

世界で最もタコを食べる国・日本。その中でも、古くから名産地として知られるのが、兵庫県の明石です。明石の台所・魚の棚商店街にある鮮魚店「松庄」に並ぶタコは、店頭から立って逃げ出すほど活きが良い!それもそのはず、港からほど近い商店街では、生きたまま店にタコが運ばれるため、身質・味ともに最高の状態なのです。そんな明石だこを、店主の松谷さんはなんと洗濯機で回し始めます。一体タコをどうするのでしょう?そして夏の商店街を彩るのは、港町の風物詩・干しダコや、タコを丸ごと揚げた天ぷらなど、タコの名物料理の数々です。今回は産地ならではのあっ!と驚くアイデアや、野球界の二大スターによるタコ料理対決をお届けします。

■タコが生きる町・明石伝統のタコ壺漁

■タコが生きる町・明石伝統のタコ壺漁

早朝の明石の港から、タコ漁の船が次々に出航していきます。明石で代々、漁師をする増本良生さんに、伝統のタコ壷漁を見せていただきましょう。タコ壷漁は、体を守るため岩穴に身を隠すタコの習性を利用した漁法。息の合った連携プレーで次々タコを引き上げます。明石に伝わる、タコ料理を見せてくれるのは、漁師の妻・戸田さん。刺身にしていただけばコリコリした食感に。湯がいて夏野菜と梅のドレッシングで和えれば、夏らしい一品に早変わり!そしてタコの出汁で炊く漁師伝統のタコ飯も、格別です。そんな明石で夏のタコ料理作りに欠かせないのが、なんと洗濯物干し!?一体何ができるんでしょう?

■球界の二大スターが激突!名将ゆかりの明石焼・盗塁王の愛するたこ焼き

■球界の二大スターが激突!名将ゆかりの明石焼・盗塁王の愛するたこ焼き

明石で昔から愛されてきたのが、出汁に漬けて食べる明石焼。そして、大阪のソウルフードといえばやっぱり、たこ焼き!この関西きっての名物料理をこよなく愛する野球界の二大スター、ミスタータイガース・岡田彰布さん、そして世界の盗塁王・福本豊さんが互いのタコ料理を懸け対決します。まず地元で「玉子焼」として親しまれている明石焼をおすのは、岡田さん。実に6年ぶりとなる、ゆかりの明石焼の店を訪れます。実は現役時代はタコを断っていたという、その意外な理由とは?対するは、たこ焼きにまつわる野球解説で知られる福本さん。なんと、自らタコ釣りに行くほどのタコが好きという熱中ぶり!今回はそんな福本さんのタコ釣りに密着し、自分で釣り上げたタコで作る、自慢のたこ焼きを披露してもらいます。そこで語られる福本さん伝説の、野球解説秘話とは?

■金物の町・三木の職人を支える“かじや鍋”

■金物の町・三木の職人を支える“かじや鍋”

明石から20キロ程内陸に位置する三木市は、古くから金物を生産する全国有数の産地。金物の町・三木で、1000度を超える業火に向かい、鋼を打って小刀を作るのは職人の藤原保彦さんです。大量の汗をかいて体力の消耗が激しい夏場に、藤原さんのもとをタコを持って激励に訪れたのは、師匠の西口さん。実は三木には、鍛冶職人が暑い夏場にスタミナ源として食べてきたタコ料理が伝わっています。疲労回復にもってこいのタウリンをたっぷり含むタコに、体の熱を冷ますと言われるナスを合わせ、甘辛く味付けて作る通称“かじや鍋”。西口さんはこの鍋を食べて、夏の鍛冶仕事に精を出してきました。三木に残る、その先人の知恵を今に伝えようと、弟子の藤原さんたちに伝統のかじや鍋を振る舞います。

取材先
制作担当

【ディレクター】前夷 里枝(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】安田 裕史 紫藤 泰之(テレビ朝日)