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毎週⼟曜⽇ あさ9時30分から

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過去の放送

第587回『スルメイカ』

7月18日放送

■日本人が大好きなイカ!

■日本人が大好きなイカ!

イカが大好きな日本人!中でも人気が高い「スルメイカ」が今回の主役!日本各地で大量に水揚げされる庶民に一番馴染み深いイカです。東京で活イカが楽しめるのは「いかセンター新宿総本店」。泳いでるイカは刺身として、他にもいろいろな料理で楽しませてくれます。我々の暮らしに欠かせないスルメイカの知られざる物語を紐解きます。

■酒田沖の「夏イカ」

■酒田沖の「夏イカ」

夏にかけて日本海を北上するスルメイカ。夏のはじめは、山形県酒田沖あたりでとれます。小ぶりで育ち盛りのイカは、「柔らかくて美味しい!」と、夏イカとして評判です。浜の料理自慢の佐藤サキ子さんは、全国料理コンクールで全漁連会長賞を受賞するほどの腕前。受賞した料理は、子供にも喜んでもらえるように、イカ飯をアレンジしたもの。中に野菜と豆腐をたっぷり詰め込んで栄養満点!そして、酒田沖でとれたイカは干したスルメとなり、行く先は…

■山形・スルメの郷土料理

■山形・スルメの郷土料理

江戸時代から干したスルメは、最上川を遡り内陸・山形市まで運ばれていました。保存食として重宝されていたのです。山形では驚くことに、ラーメンにもソバにもゲソ天、なんとスルメの皮まで食べ尽くします。食文化に詳しい郷土料理研究家の古田久子さん(90歳)。スルメの皮とナス干しを水で戻し、炒めます。乾物同士の濃い味わいがご飯にもぴったり。さらに、古田さんには忘れられない68年前の婚礼料理の思い出がありました。

■幻の婚礼料理!?

■幻の婚礼料理!?

婚礼料理として古田久子さんの記憶に残っている「鯛」と「松茸」。実は当日、海が時化て鯛が届かなかったのです。その時、救ってくれたのが、なんとスルメ…?その婚礼料理を特別に再現しようと立ち上がったのは、老舗料亭の「亀松閣」の四代目・笹原智美さん。どのようなものだったか?スルメの婚礼料理がよみがえります。

取材先
制作担当

【ディレクター】田中 由美(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】土橋 正道(テレビマンユニオン)
【プロデューサー】安田 裕史 紫藤 泰之(テレビ朝日)